こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのソルティーです。

みなさんは、
宿題って聞いて何を連想しますか?

「宿題は学習する習慣を作るもの…」

なんて思う人たちも多いのではないでしょうか。

最近は宿題を一律で出していくのは「おかしいのでは?」って思う人も増えてきました。宿題の在り方…非常に悩むところだと思います。

今回は宿題についてお話をしていきます。


今回のパーソナリティーはrinrinです。

ラジオのURLを置いておきます。
みなさんも

「宿題はなぜ大事なんだろう」って
考えながら聞いてみてくださいね。

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保護者が不安になる必要はあるのか?

宿題の話を持ち出すと必ず出てくるのが『保護者』という存在です。

もちろん、子どもは親たちが保護しているので、意見を聞くのは大切です。
しかし、今回のポイントは宿題をやるのか、やらないのかの対象が子どもたちなのに、保護者がどうして不安になってしまうのか?という点です。

保護者が不安になるのは宿題ではなくて、まだ来ていない未来…
つまり、この子たちが宿題しないことで学力が伸びなくて、良い高校、良い大学に入れるのか?良い就職ができるのか?そして、人生を幸せに生きられるのか?というところに注目している。

しかし、今は学力だけでは生きていけない時代にすでになっています。
学力以外の『自分で考える力』や、『ないものを生み出す力』、『課題を発見する力』が重要になってきています。

そうすると、今の何も考えず宿題を出されて、それを強制的にやる…というのはその方向性とはまったくではないにしろ、逆の方向性に向かっている。

保護者の不安は昔の自分がこうだったから…ではなく、これからの未来を見据えて宿題をどうするか?を考えていく必要はあるんじゃないかなって思うのです。

宿題が必要だったこと

僕は宿題に対して全部NOかって言われると、そうではありません。

僕はパソコンの専門学校に行った時、宿題を毎日やりたくてやっていました。
それは『資格を取得したい!』って気持ちが強かったんだと思います。

毎日朝から夕方まで学校で勉強し、夜の22時まで言われてもいない範囲まで進んで勉強して、とてつもなく勉強が面白いって思った時でした。

ただ、この宿題はたしかに「やりなさい」って言われた範囲もありましたが、それを超えて自分の意志で勉強しようと思っていました。

だから、宿題自体は過程でしかなく、その範囲外も進んで勉強するほどでした。

その理由はそこまでしないと自分の目指している場所に到達しないって本気で思っていたからです。

むしろ、このように自分の課題をハッキリと認識し、できていないことをできるように自ら進んで行う状況。

これが本当の宿題ではないかって思ったのです。

これはただ、単純に宿題を出されているだけでは見つからなかった境地で、目標がハッキリしていて、自分に何が足らないのかが見えてきて、そして、一歩ずつそこに向かえていると分かってくるとやりたくなってくるんだなと感じた時でもあります。

宿題が必要かどうかはグランドデザインをどう達成するか?による

さぁ、ここまで話をすると宿題が必要なのか必要じゃないのか知りたいと思いますが、結局は学校のグランドデザインによると思います。

目指すべき理想の児童像を作るために、『宿題』という手法をどのように使って理想の児童に向かわせるかというだけだと思っています。

先生たちや、保護者が行う必要があるのは、「自分たちはどんな子になってほしいのか?」そして、一番大切なのは「その子自身がどのような未来に進んでいきたいのか?」を寄り添って聞くことだなって思います。

大事なのはやっぱり「宿題って必要だな」「できないことができるようになる(学ぶ)って楽しいな」って思ってもらうこと。

それはなかなか子ども一人では到達できないところだと思います。

大人たちが引き出す。
とにかく話を聞くことが宿題をやりたくさせるポイントなのかなと思う今日このごろでした。

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ちなみにドリル宿題についての記事も書いてあるので、ぜひお読みください。

『ドリル宿題はもうやめます!“当たり前”を見直した水戸市立石川小学校の挑戦』