僕らの活動として新しく始めた、教育に関わる人達の対話の場、『LHR -Learn Hack Room-』。
その場に
「教育の対話の場、LHRとコラボをさせてほしい」
そんな話をいただいたT-KNITの理事になる予定の平嶋先生。
相談をもらったのが常陸フロッグスのオーガナイザーである菅原 広豊さんです。
僕は元々、頑張る先生のためのオンラインサロン、ティーチャーズアソシアでは他人の生き方や、活動をどんどん知っていってもらおうと思っていたので、
「こりゃ丁度いいわ!やったろう!」
と一緒に立ち上がり、常陸フロッグスの宣伝と、ティーチャーズアソシアをどんな風に創るか?
「僕自身もテストという形でできる限り形にしてみる!」
そんな風に思ったので企画してみました。
集客期間は3日しかなかったものの、結果的に82名の方に申し込みいただき、いろんな方に気付きを与えられました!
そういう点では、みなさん、ものすごく子供の育て方に悩んでいたんだろうなと感じています。
今回はなぜこの会を行ったのか?という理由と、どんな会になったのかをお伝えします。
今回のテーマが『子供の主体性』である理由
僕の子供たちを見ていてもそうですが、主体性を持たせるってものすごく難しいものです。
自分から道を作り、進んで取り組み続ける。
これが主体性なのですが、ほとんどの場合、子供たちはそういうことをしません。
その理由は2つあるかなと思っています。
1つ目の理由:社会課題を見つけられない子供の環境
まず、一番大きいのが社会課題を見つけられないということ。
子供たちは安心・安全が作られ過ぎていて、大人たちが決めた厳格なルールの元、日々を過ごしています。
しかし、ルールから逸脱することはあまり許されない。
そして、ルールに文句を言うことも許されない。
そこには生きづらさが必ずつきまとってきます。
そして、自分の道を見つけられず、だんだん「流されるままで良いか」という雰囲気になって、社会に関心を持たなくなっていく。
もちろん、こればっかりじゃないんだろうけど、子供たちの悩みはこういう厳格過ぎるルールがあることによってどんなことをして生きていこうか?と考える時間が見えにくくなってしまっているのかなと思います。
2つ目の理由:大人たちが主体的に取り組めていない
また、大人にも余裕がほとんどなく、大人も好きなことをやって、自分から何かを起こそうとか、これをやってみよう!という挑戦をしている姿はほとんど見かけません。
僕の周りにはたくさんいる気がしますが、見かけるのはいつも同じような方。
全員がそういう姿を見せられているか?というと、NOです。
特に『見せる』ができていない大人は多いと思っています。
要はアウトプット力が足りないのかなとも感じます。
どうしてそうなってしまうのかというと、やはり『見せてはいけない』というルールが多すぎること。
そして、先生たちも厳格すぎるルールの元、学校運営がされているので、結局、何かに我慢して日々を過ごしてヘトヘトになっている。
その状態で主体的に動けているとハッキリ言える方はほとんどいないでしょう…。
もちろん、僕のほうでも負担軽減できるように考えたり、実行したりしていますが、やはり救いの手でさえもうまく掴むことができず、逆に助けようとしてくれている人たちを上手に使えていないということにも繋がってきます。
そのような姿を見ている子供たちが夢を持って、主体的に動いていこう!というのは非常に難しいのかな…と思っています。
“改めて”志を問う!敢えてギリギリのテーマで攻めた
はっきり言って、今回のテーマはギリギリのところを攻めていました。
『改めて志を問う』なんてどの口が言っているんだと思ったことでしょう…。
「学校の実情も知らないで何を言っているんだ」
「教員免許もないくせに」
「志なんてみんな持っている」
そう言う人もいるでしょう。というか、言われましたw
でも、今回のセミナーは志があって活動しまくっている人向けではなかったかなと言われて感じました。
僕がこの会に参加して欲しかったのは
先生として子供たちのことを一生懸命考えているけど、忙しい忙しいと駆け回って、どんどん自分が疲弊していってしまう人。
終わった今だからこそ見えた結果ですが、志があるんだけどズレてしまっている人かと感じています。
志はあるのかもしれない。
でも、自分が子供たちの理想の大人になれているのか?
忙しいと駆け回り、子供のためだからと自分を追い込んでしまう。
そんな姿を本当に子供に見せたいですか?志はズレていませんか?今、先生は本当に幸せですか?
そういう意味での改めて問う。
志がある先生はいっぱいいます。頑張っている先生もたくさんいるのを知っています。そして、僕も現場で見たし、助けてきました。
でも、コロナがあっていろんな新しいことが出てきた。そのために自分が疲れている。周りにも助けを求めない。今までの状態に戻ろうとしている。
本当にそれで良いんですか?と問いを投げたかったのです。
菅原 広豊さんが伝えてくれたメッセージ
今回の菅原さんが出した問いも似たようなものでした。
- 自分で課題を見つけて、解決していくプロセスは行っていますか?
- 大人の事情を排除した教育はできていますか?
- あなたの社会課題の解決はなんですか?
- 子供を変える前にあなたは変わり続けていますか?
- やりたい、こうしたいに小さくてもチャレンジしていますか?
- あなたの周りにあなたを思って協力してくれる人はいますか?
- リスクを恐れていませんか?
- できない理由から考えていませんか?
- 子供に自分の価値観を『伝え』るじゃなくて、『教え』ていませんか?
- あなたはどんな世界を目指していますか?
などなど、投げかけるメッセージがめちゃくちゃ多かった。
これは僕たち大人の可能性を信じて投げかけてくれた言葉だったかなと思います。僕自身も改めて志を問うというセミナーになりました。
どんな問いを用意すると良いのか?が重要
ここからは僕の反省なんですが、2部からは一人じゃ回しきれないんだなと感じました。
特に集まった人にいきなりファシリテーターをしよう!とすると、その人の力量に左右されてしまう。
だから、どんな問いを投げるか?というテーマは交流会の前にしっかり決めていくべきだと思ったし、できる限り協力者を集めてファシリテーションをお願いするのも大事だなと。
そういう点では、次回はサロンメンバーに協力してもらうこともできるかもしれないなと思っています。
オンラインサロンのプレセミナーとしてはだいぶ大きい一歩を踏めた
世界一、幸せな先生を創る!頑張る先生のためのオンラインサロン、ティーチャーズアソシア。
その一歩目は多くの人に支えられ、成功させてもらった。
そんな気がしています。本当にありがとうございます。
加えて、どんな風に進めていくのか?どんな風に取り組みをするのか?
期待もしてもらっていると感じています。
そこに応えたい。教育をもっと良い方向に持っていきたい。
僕はもう自分の使命に嘘ついて生きることを止めます。
自分の生き方に正直に生きる。
それが一番難しいことで、それが一番大切なことなんだなと思っています。
活動の内容はメルマガにもどんどん出していくので、応援してくださるのであれば、メールマガジンの登録もしてくださると本当にありがたいです!
これからもよろしくお願いいたします!