NPO法人教員支援ネットワークT-KNIT(ティニット)代表の塩畑(ソルティー)です。

今回は、茨城県かすみがうら市教育委員会よりご依頼をいただき、市内中学校区での学校運営協議会(コミュニティ・スクール)における熟議のファシリテーションとサポートを行ってまいりました。

開催概要

項目内容
イベント名かすみがうら市 学校運営協議会 熟議サポート
開催日2026年2月4日(水)
人数35名(スタッフ含む)
場所かすみがうら南小学校
講師NPO法人教員支援ネットワークT-KNIT 代表理事 塩畑 貴志

依頼元の組織の紹介

かすみがうら市では、地域と学校が連携して子どもたちを育てる地域学校協働活動や、コミュニティ・スクールの取り組みを進めています。

今回は、1月22日に行われた研修会の続きとなる実践編でした。

前回高まった熱量や方向性を、単なる「いい話だった」で終わらせず、具体的な次のアクションへ確実につなげたいという強い思いから、継続して私がサポートに入ることとなりました。

講演・研修のテーマ

今回のテーマは「抽象的な思いを、具体的な一歩に変える」です。

人間はどうしても時間が経つと、前回話し合った内容や熱量を忘れてしまう生き物です。

せっかくの良い話し合いが「前回何話したっけ?」とならないよう、具体的な役割分担や期日を決める熟議の作法と、学校現場をどのような視点で見るべきかという観察の視点をお伝えしました。

活動の様子

ただ見るだけじゃない「学校見学」の視点

熟議に入る前に、会場となった中学校の校内見学を行いました。
ここで研修前に一つ伝えたことがあります。

「皆さんはどんな視点を持って、学校見学をしましたか?」

今回は授業中の表情も大切ですが、教室の後ろの掲示物や、委員会活動のポスターなどを重点的に見ました。

そこには、子供たちがどんな係活動を工夫しているのか、どんな自治活動が行われているのかという「事実」が詰まっているからです。

参加者の皆様も「ただ漫然と見るのではなく、視点を持つと発見が違う」と、新たな気づきを得ていたようです。

「忘れる」を前提とした熟議の進め方

後半は、30名ほどの参加者が集まり、具体的な活動計画を練る熟議を行いました。

前回(1月22日)から約2週間。

正直にお伝えすると、人の記憶は薄れていくものです。組織活動において最も怖いのは、毎回「前回何決めたっけ?」から始まり、議論が積み上がらないことです。

そこで今回は、以下の点を強く意識して進行しました。

  • 誰が、いつ、何をするのか「具体」に落とし込むこと。
  • 決まったこと、考えたことを丁寧に「議事録」として残すこと。

プロジェクトが立ち消えになるのを防ぐためには、熱量だけでなく記録と、仕組みが必要です。
今回はかなり具体的な一歩まで踏み込んで話し合うことができました。

今回の成果

参加された方の中で、「これをやってみよう!」と具体的な計画までイメージできていたグループがありました。

「昔は校庭で焼き芋をやってたんだよ。今は難しいかな??消防と連携すればできるかも?」

イメージが具体的になって、非常にワクワクという顔つきになっていたので、非常に良かったと思います。形になるのが楽しみですね。

まとめ

熱量は大切ですが、それを持続させるための技術も同様に大切です。
T-KNITでは、想いを形にするための具体的な手法も含めて、学校や地域の活動を伴走支援しています。

かすみがうら市の皆様、ありがとうございました!

講演・研修のご依頼はこちら

「研修をして終わり」ではなく、その後の具体的なアクションプラン策定や、組織の運営サポートまで一貫して行えるのがT-KNITの強みです。

地域と学校の連携にお悩みの教育委員会様、学校関係者様は、ぜひお気軽にご相談ください。