NPO法人教員支援ネットワークT-KNIT(ティニット)代表の塩畑(ソルティー)です。
2026年1月28日、笠間市教育委員会よりご依頼をいただき、コミュニティ・スクールの研修会に登壇いたしました。

今回はシリーズ研修の第3回目。これまでの学びをさらに深め、具体的なアクションへ繋げるための重要な回となりました。

開催概要

項目内容
イベント名笠間市 コミュニティ・スクール研修(第3回)
開催日2026年1月28日
場所笠間公民館 2階 大会議室
講師NPO法人教員支援ネットワークT-KNIT 代表理事 塩畑 貴志

依頼元の組織の紹介

笠間市教育委員会様は、以前よりコミュニティ・スクールの推進に熱心に取り組まれています。
これまでの研修を通じて地域と学校の連携の重要性は浸透してきていますが、そこから一歩進んで「具体的にどう計画を立て、実行に移していくか」というフェーズにおいて、より実践的な視点を求めておられました。

「総論はわかるが、各論で手が止まってしまう」という現場の課題感を解消し、持続可能な体制づくりを目指したいという背景から、今回のご依頼をいただきました。

講演・研修のテーマ

今回のテーマは次なる一歩です。

地域の方々が主体となって考える熟議(じゅくぎ)の手法を用いながら、具体的な計画に落とし込むワークを中心に行いました。

講師として伝えたかったのは、「いつ、誰が、どのようにやるのか」を曖昧にせず、現実的な一歩を踏み出すためのマインドセットと手法です。

活動の様子

代表が関わる小学校の実践事例から学ぶ

まずは、私が実際に活動に関わった小学校での事例を紹介しました。
成功事例として語られることが多いですが、最初からうまくいっていたわけではありません。全く動いていない状態からのスタートでした。

そこからどのように課題を見つけ、人が動き出し、学校運営協議会が変わっていったのか。
泥臭いプロセスや、時間がかかるという現実を正直にお話しすることで、参加者の皆様にも「最初から完璧でなくていい」という安心感と、「続けることの重要性」をお伝えしました。

1人の100歩より、100人の1歩

ワークショップでは、次なる一歩を具体的に書き出す作業を行いました。
ここで強調したのは、誰か一人のスーパーマンに頼らないということです。

「塩畑さんがいたからできた」ではなく、「みんなで話し合って決めたからできた」という状態を作ることこそが、グランドデザイン(全体構想)の本質です。

特定のリーダーへの依存を減らし、関わる人たちの意識を変えていくこと。

「1人が100歩進むよりも、100人が1歩進むことのほうが価値がある」

このメッセージには、多くの参加者が深く頷いていました。

コミュニティのワーク

今回の成果

研修後のアンケートや会場の反応からは、意識の大きな変化が感じられました。

「これまではリーダーシップのある誰かが引っ張るものだと思っていましたが、みんなで少しずつ進むことの大切さに気づけました」

「『時間がかかる』と言ってもらえて肩の荷が降りました。焦らず、でも着実に計画を立てていこうと思います」

特効薬のような魔法はありませんが、対話を重ね、時間をかけて合意形成していくことの尊さを共有できた素晴らしい時間となりました。

まとめ

笠間市の皆様の熱量は非常に高く、今回の研修で作成された計画が実行されることで、さらに地域と学校が密接に関わっていく未来が見えました。

私たちT-KNITも、そんな「次なる一歩」を応援し続けます。

講演・研修のご依頼はこちら

NPO法人教員支援ネットワークT-KNITでは、コミュニティ・スクールの導入支援や、地域と学校の連携を促進する研修を行っています。

「形だけの会議になってしまっている」「特定の人に負担が集中している」といった課題をお持ちの教育委員会様、学校関係者様は、ぜひお気軽にご相談ください。