NPO法人教員支援ネットワークT-KNIT(ティニット)代表の塩畑(ソルティー)です。
2025年12月17日、笠間市教育委員会 生涯学習課様のご依頼で、令和7年度 笠間市コミュニティ・スクール養成研修の第2回講師として登壇しました。
今回は、コミュニティ・スクール(CS)を推進する上で避けては通れない学校と地域の情報の出し合い方について、実践的なワークショップを交えてお伝えしました。
開催概要
| 項目 | 内容 |
| イベント名 | 令和7年度 笠間市コミュニティ・スクール養成研修(第2回) |
| 開催日 | 2025年12月17日 |
| 場所 | 岩間公民館 3階 視聴覚室 |
| 講師 | 代表理事 塩畑 貴志 |
依頼元の組織の紹介
笠間市教育委員会 生涯学習課様では、地域と学校が連携して子どもたちを育てるコミュニティ・スクールの導入・充実を推進されています。
第2回目となる今回は、学校運営協議会委員や地域コーディネーター、教職員の方々が集まり、互いの立場や現状をどう共有すればよいか、その伝え方における心理的な壁を取り払うことを目的に開催されました。
講演・研修のテーマ
テーマは『そもそも本音で語り合うとは?』です。
学校側は「地域に迷惑をかけられない」と抱え込みがちであり、地域側は「学校の敷居が高くて要望を言いづらい」と感じていることが少なくありません。
お互いに「困っている」「助けてほしい」と本音で言い合える関係を作るにはどうすればよいか。
テクニックの前に必要なマインドセット(心の持ちよう)と、相手の気持ちを受け取る姿勢について重点的にお話ししました。
活動の様子
「そもそも悪意を持っている人はいない」という前提
冒頭では、私が知人のマクドナルド勤務経験者から教わり、感銘を受けた人材育成の鉄則を紹介しました。
それは『そもそも、悪意を持って関わっている人はいないという前提に立つ』ことです。
学校の先生も、地域のボランティアさんも、表現方法が不器用だったり、余裕がなかったりすることはあっても、子どもたちのためにという想いは共通しています。
しかし、コミュニケーションがうまくいかないと「あの人は非協力的だ」「攻撃的だ」と誤解してしまいがちです。
この悪意フィルターを外すことで、初めて困り感を素直に伝え合う土台ができることを解説しました。
気持ちを受け取るワークショップ
後半は、日本親子コーチングのインストラクターであり、ティニット理事の飯村 康子(やっこちゃん)と交代し、体験型ワークを実施しました。
使用したのはペットボトルのキャップ。
これを言葉に乗せた気持ちに見立て、話す側と聞く側に分かれてキャッチボールを行いました。
「困り感」を伝えたつもりでも、相手が受け取っていなかったり、言葉だけ拾ったフリをして気持ちを投げていたり…。

「これを実際の会議でやっていたと思うと恐ろしい」
参加者の皆様がそう実感した瞬間、会場の空気が変わり、より丁寧な対話への意識が芽生えました。
今回の成果
研修後のアンケートでは、意識の変容を感じさせる前向きな感想を多数いただきました。
「学校側も地域側も、実は同じように遠慮していたんだと気づきました。『悪意はない』と信じることで、もっと素直に課題を相談できそうです。」
「ペットボトルキャップのワークが衝撃的でした。相手が渡そうとしていた気持ちをしっかり受け取る努力が必要だと痛感しました。」
「困り感」を伝えることは、恥ずかしいことではなく、連携のスタートラインであるという認識を共有できた有意義な時間となりました。
まとめ
コミュニティ・スクールの成功の鍵は、立場の違う大人たちが本音で語り合える関係性にあります。
今回の研修が、笠間市の子どもたちのための強固なチーム作りにつながることを願っています。
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T-KNITでは、コミュニティ・スクール(CS)の導入支援、地域学校協働活動の研修、対話の場づくりなどを行っています。
「地域と学校の連携がうまくいかない」「会議が活性化しない」などの課題をお持ちの自治体様・学校様は、ぜひご相談ください。
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