今回は30代の学校運営協議会委員でもあり、PTA会長でもある方から相談いただいた内容を取り上げてみます。

「学校運営協議会委員はどうやって決めればいいの?

今の時期、本当に悩むことだろうなって思います。

学校運営協議会委員は学校が決めることになりますが、実際の活動の仕方を見ていると「なんでこの人にだったんだろう?」と気になる方もいらっしゃいます。

協議会の委員はもっとふさわしい人がいるんじゃないか?と考えてしまうのも当然のことと言えます。

今回は学校運営協議会委員はどうやって決めればいいの?についてお話していきます。

相談された時の動画です。

⭐ 学校運営協議会委員はどうやって決める?

学校運営協議会の委員を決める時期になりましたね。

今年からコミュニティ・スクールが始まるという学校も多いと思いますが、その時に迷うのが学校運営協議会の委員決めです。

地域からするとどうやって決まったんだろう?と思うと思いますが、これは学校の先生との人脈の中で決まります。

そもそも教育業界はマーケティングに非常に弱く、何か人を集める時はチラシや、文章を撒けば人が来るという状態しか体験したことがほとんどありません。

次にとれる手段は『一本釣り』と呼ばれる方法で、直接電話をかけて「やらない?」と声をかける方法です。

もちろん、この方法で刺さる人は刺さって決まるでしょう。

しかし、これは非常に危険な側面があります。それは『声かける人の人脈に強く依存する』ということです。

興味・関心がある人に広く刺さらないため、委員になれるのは学校との繋がりがある人に限定されてしまいます。

学校との繋がりがある人物は

  • 元校長先生
  • PTA会長(もしくは委員)
  • 図書館館長
  • 公民館館長
  • 地域交流センター長

などが該当します。逆に言うと、その辺りまでしか人脈が広がりません。

先生は忙しいため、学校の外に交友関係を広げていることは稀です。

もし、学校と親しい立場の人であるなら、学校運営協議会に「この人が良いかも」と推薦すると学校は受け入れてくれるかもしれません。

⭐ どういう人を学校運営協議会委員に推薦すると良いのか?

学校運営協議会の委員は「怪しい人を入れない」という暗黙のルールがあります。

この言葉は学校に関係があるほど強く思っており、学校運営協議会で決定権を持っている校長は特にこの言葉に敏感です。

何も教育に関わってこなかったという人を入れようと思うと、徒労に終わるでしょう。

そんな中でも学校にも比較的受け入れてもらいやすく、興味・関心も近い…学校運営協議会に推薦しやすい人はこんな人たちです。

  1. 何も言われなくても学校に積極的に関わってくれている人
  2. 地域で活躍していて影響のある人(で教育に興味あると良い)
  3. PTA役員の中で一緒に動いている人

簡単に言うと『活動している人』です。

何も言わなくても学校や、地域のために活動している人道的精神を持つ人。

こんな人達は断る理由がほぼありません。

もし、推薦する場合はその人達に声をかけ、知り合えていないのであれば、その人がいるであろうコミュニティに募集している文面を投げてみましょう。

この辺りの続きは動画でもお話していますので、興味があればぜひご覧ください。