統率を取るということにどんなイメージをしますか?
はじめに子どもになめられたら終わり。
ついついそんな言葉を言ってしまったことはありませんか?
統率を取るというのは難しいものです。
それは一人ひとり違うから。
怒ったり、支配したりってことをすれば統率はできますが
それは統率ではなく、管理…という名の支配なのかもしれません。
今回はそんな統率ということについてお話をしていきます。
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今回のパーソナリティーはrinrinです。
『ゆっくり待ち、権威を振りかざさないことへの大切さ』をお伝えします。
ラジオのURLを置いておきます。
「統率が取れた学級ってなんだろう?」って考えながら聞いてみてくださいね。
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なぜ人は自ら行動しなくなり、支配されるのか
僕がプログラマーの職に就いていた時、とても管理が激しい場所でした。
朝から早朝まで毎日働くというブラックな環境でしたが、働くこと自体よりも空気が重かったことを覚えています。
「君は本当に仕事ができないね。やる気あるの?」
「意見まったく出ないね。仕事何しに来てるの?」
「なんでこんなに言われたことできてないの?本当に考えてきた?」
そんな言葉を言う上司がいました。
もちろん、その人単体を見れば悪いことを言ったり、犯罪をするような人ではありません。
しかし、仕事になってしまうと責任感や、真面目さからか、ついついそのような言葉が出るのです。
「責任を俺が取らなくちゃいけなくなるだろ」
そんな言葉を何か失敗をするごとに言っていたのです。
そして、僕は「次はもっと失敗しないようにしなきゃ」「迷惑かけないようにしなきゃ」
そんな思考になっていきます。
しかし、その想いとは裏腹にどんどん失敗をしてしまうのです。
なぜなら「失敗しないようにしなきゃ」って強く願うから、失敗することに成功してしまうのです。
この辺りは心理学を覚えれば分かるのですが、脳は否定を理解できません。脳に刻まれたワードから連想されるイメージを達成させようとします。
だから僕は”失敗しないように”は脳にとっては「失敗したいんだな」って解釈していたのです。
うまくやろうと思えば思うほど僕は失敗をしてしまいました。
その時に上司という存在がとにかく怖くて、萎縮をして、自分のやりたいことや、言いたいと思ったことを何も言えない状態になってしまいました。
「どうせ理解してもらえない」
「どうせ却下されるに決まっている」
「どうせロクに話しも聞いてもらえない」
何か人間というものを捨ててしまったかのようでした。
それから考えることをやめました。
支配されていたほうが楽だからです。
だから、面白くなかったのかなと思います。
さて、今回は就職の話でしたが、
子どもたち、クラスに置き換えてみるとこの話はどうでしょうか?
支配からの卒業
学校はたくさんの【管理】という名の支配がある場所だと思っています。
国、教育委員会、学校、地域、そして保護者
たくさんの意見が混じり合い、何が正解が見えにくくなっていること
そして、ちょっとレールとズレたことをしようと思ったら
「一体何をやっているの?」と後ろ指をさされてしまう。
この目に見えない敵は自分の思考を奪っていきます。
そして、自分がやられたことと同じことを教えている相手にするつもりがないのにしてしまいます。
「そんなことしたらダメでしょ!」
「ケガしたらどうするの!?」
見えない責任の押し付けあいが始まったりもするのです。
親、先生という権力を振りかざして押さえつけることは可能です。
そして、力で抑え込むことも可能です。
でも、それをやればやるほど、反発も激しくなります。
縛り付けるからほどきたいと思うのかもしれません。
自由にのびのび。
自分で考えさせる。
みんなで調和を創る。
言葉で言うほど簡単なことではありませんし、時間も目一杯かかると思います。
でも、それが子どもでも大人でも大事なことなんだろうなと思います。
それでは今日もお疲れ様でした。
では、また。
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