異業種の人と触れ合う機会ってありますか?

自分たちの見ている世界って思っているよりも狭いんです。
そうすると、視野狭窄って言って、頭でっかちになりがちになります。

そういう時に異業種の人と触れ合う。
全然違う文化の人と「そういう考えもあるよね!」って

認めてあげるだけで価値観が大きく広がる…

そういう風に思います。

今回は『自分とは違う立場の人と話す大切さ』について話していきます。


今回のパーソナリティーはソルティーです。
『教育者が民間と一緒に学ぶことの大切さ』ってことをお伝えします。

ラジオのURLを置いておきます。

「自分はどんな人といつも話しているかな?」って
考えながら聞いてみてくださいね。

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ダメだと思ってた技術なのに…

僕は一生懸命パソコンの専門学校に入りました。
その頃はパソコンがとても面白くて面白くて…毎日パソコンと向き合っていました。まぁ、今でもなんですけど…(笑)。

で、その時、パソコンに関しては非常にレベルが高いと思っていたんです。
何しろクラスでは1・2を争うほどでした。

「自分はできるんだ!!」って井の中の蛙のようになっていたかと思います。

そして入ったソフトウェアエンジニアの会社…。
ここでは自分よりレベルの高い人たちがたくさんいて絶望に打ちひしがれました…。

「自分はなんて勉強不足だったんだろう」

そう思って、勉強しよう!って思うんだけど、なんか力が入らない。
勉強して何になるの?って目的が見えなかったのもあるし、なによりも仕事が忙しすぎて、疲れちゃってて、家に帰ったら勉強する気なんて起きず、すぐ寝るみたいな感じでした。

でも、そのソフトウェアエンジニアの会社をやめ…、新しく入ったのは学校の先生にパソコンを教えるICT支援員って仕事でした。

僕は最初、とても自信がありませんでした。
「大して役に立てないのではないか…?」

そんなことを思いながら職場に向かっていきました。

でも、先生たちは困ってる僕を呼び出してくれました。
「早く来て!何度でも来て!いくらでも困ってることあるから!」

僕はできる限り…そして相手が分かるまで、何回でも、質問も相談ものり、電話がきたらすぐスケジュールを確認し、すぐ飛んでいきました。

そうしたら
「君のようなレベルの高い人が来てくれると本当に助かるよ。授業にも入れたりする?」

自分はダメだと思ってたけど、先生たちはこんな自分が必要だと思ってくれる。

僕はパソコンのスキルでしか自分の価値はないと思っていましたが、パソコンを教えるスキルや、相手の気持ちを察する能力。

つまりは僕が僕であることがそもそも価値なんだって気づかせてくれました。

そして授業や、パソコンの修理など新しいことにも挑戦させていただいて、今までよりも大きな自分にさせていただきました。

これは自分一人だけで勉強していたら絶対にチャレンジしなかったし、自分がこんなに役立てるなんて信じられなかったと思います。

勉強は2つの視点がある

僕は一生懸命、目的・目標に向かう学びを今までやってきました。

これは資格に合格するために自分一人で黙々と行う勉強。
これはこれでとても重要でした。

ただ、自分が頑張ろうと思うことでしか、この勉強は進みませんでした。
一生懸命頑張ったのは車の免許取る時と、基本情報技術者の資格を取る時だけでした。

でも、もっと日常的に大事だったのは
自分がこんな風になりたい!って言って、他人から自分の価値を認めてもらったり、目的足りないところを教えてもらったりすることでした。

自分が成長することで他人が喜んでくれる!
そういう実感を持てたことで、僕は一気にレベルアップしたなーって思っています。

これは子どもだけじゃなくて
大人でも同じで、今まで同じことを何も考えずにずっと行うことはただ作業をこなしているだけで『成長』も『改善』も起こりません

こういう脳死状態のほうが作業は楽です。
でも、改善がないので、最終的に楽にはなりにくいのかなって思います。

ここを読みに来たあなたは今、このコラムを呼んでいます。
ここまで読むと自分の中で湧き出てきている感情があるはずです。

これがあなたの大切な学びです。
こういう学びを価値観が広がった瞬間でもあると思っていて、価値観が広がると、大きく成長したという実感を持てる…

つまり、本当の教育って対話を通して大きくなるんじゃないかなって思いました。

いろんな人と話したり、対話をしてみてくださいね

では、また。