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教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

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教育で大事なことは何でしょうか?

思いやり、共感、知識、おそらく千差万別、多くの人が自分にとって大事なことを別々に考えており、それこそが大事と主張するでしょう。

もしかしたら、そもそも教育にとって大事なことなど考えたこともないという人もいるかもしれません。

今日はそんな教育や学力について考えていきましょう。

📒面白い記事を見つけました!

教育は「詰め込みより思考力が大事」思う人の盲点
「覚える」と「考える」は相反するものなのか?

あの有名な漫画ドラゴン桜の中のセリフですね。

読んでみると、

「確かに、うーん、どうなんだろうと気になるところではありますね。」

詰込みをすることは確かに学力の向上につながるかもしれません。

現に文部科学省のようにこんな教育をしていきましょういう指針があることはあるけど、どこの学校も全くもってそれ通りにできて言われるかというと、、、。

いや、むしろ逆なのかもしれません。

誰もが、ものすごい抽象的な文部科学省の指導要領に則っていると言えてしまうからこそなんでもあり状態になっているところもあるのでしょう。

話はそれましたが、詰め込み教育と聞くと一昔前、ゆとり教育前の教育を彷彿とさせますが、皆さんの印象はどうでしょうか?

📦実は今も詰め込み教育!?

しかし、実際には今も学校現場では詰め込み教育が行われているような気がします。

はちきれんばかりにぱんぱんに詰め込んでいるかと言われると、中身の量自体はそこまででもないのかもしれませんが、その方法は以前も今も変わっていません。

教科書というここからここまで教えてくださいという指標の中で、大事な事柄を伝授していく。

そのあり方はアクティブラーニングなどの活動的なものを入れたとしても、あくまでも教えこむ知識は決まっている。

その過程でどのような力をつけさせるのかは、教員の力量にかかっているのかもしれませんが。

漢字小テストや英語の単語テストもこの詰め込み教育の具現化だと思います。

宿題などの漢字の書き取りも同じですね。

このように身の回りには以外にもたくさんの詰め込み教育が詰まっているわけです。

💻どちらが大事?どちらも大事!

とはいっても、詰め込み教育が完全に悪いというわけではありません。

知識を身に着けるというのは何か新しい力をつけるうえでは絶対に必要になってきます。

例えば、物質の三態は気体、液体、固体に分けられますが、そもそも三つの状態があるということを分かっていなければ、これを調べられません。

それに、高校物理学では触れるだけですが物質には三態の他にもう一つの状態であるプラズマがあるわけです。

これすらも知識としてなければ、調べることすらできないわけです。

つまり、詰め込みすぎ教育が不必要なだけで、ある程度の知識の定着を前提とした学習は少なからず必要になってくるわけなのです。

その知識定着のための手法はさまざまであり、これこそが協議すべき内容になってくるのでしょう。