こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。

いがぐりのブログはこちら

よろしければ、ご覧ください。

みなさんは、学生時代に部活動の大会はありましたでしょうか?

私は学生時代からテニスをしており、今もたまに楽しんでおります。

当然、土日に大会があることもあり、日々の生活の楽しみと言っても過言でありませんでした。

しかし、そんな部活動の大会が当たり前を崩してしまっているのです。

今日はそんな部活動について考えていきます。

🎾大会は土日祝日が当然

部活動の大会は大体土日祝日に行います。

平日は学校で通常授業があるので当たり前ですね。

生徒にとってみれば大会は普段の学校生活とはまた少し変わった、自分にとって大事な楽しい時間。

しかし、その大会を運営する大人からしてみれば、その大会運営も仕事の一環。

平日の仕事とは内容は異なりますが、土日祝日も仕事をしているのと同義なのです。

かと言って、大会を平日に移すことはできません。

各種目がそれぞれ好き勝手に平日に大会を設定してしまっては、生徒の学びを保証できないからです。

労働基準法では週の中で1日休みを取るのが当たり前とされていますが、この大会があることでその当たり前など、逆に当たり前のように消え去ります。

恐ろしいことに教員自身その異様さに慣れてしまっているのです。

💰見合っただけの賃金を

大会というと中体連や高体連が主催するものだけではありません。

テニスに関して言えば、そこらじゅうで草トーナメントと題していろんな団体が試合を組んでいます。

当然、ボール代や商品代、人権費が大会参加料として徴収されますが、中体連高体連のそれとは額が全く異なります。

種目によるかと思いますが、テニスに関して言えば外部での大会は数倍高くなります。

逆にいうと中体連高体連の大会参加費が安すぎるのです。

そんなお金でよく回りきっているなと思うくらいです。

実際のところ、十分な人件費を払いきれていないので回りきってはいないのですが。

大会運営で出るお金はほとんど0円。

出せて交通費と昼食代。

よくもまぁ先生方は頑張るな〜としみじみ感じます。

確かに子どもの健全なる成長と身体的発達のためにも必要な機会だとは思いますが、外部委託をしてしまった方が金銭感覚のずれを実感できるのではないかなとも感じてしまいます。

🕴まずは大人が健全に!

そんな土日祝日も大会運営で疲れ切った先生が、平日には教壇に立って生徒に授業をしているのです。

果たしてそんな状態で100%のパフォーマンスができるのでしょうか?

生徒の健全な発達のために大会は必要です。

でも、大人もしっかりと休んで英気を養っていくことが大事なのではないでしょうか?

何でもかんでも教員がやってしまうのは、教員の悪い癖でもありますし、形骸化されたシステムの悪さでもあります。

「生徒のために」と思ってしている行動が、実は自分の首を絞め挙げ句の果てには生徒のためになっていない。

そんな状況は一刻も早く改善しなくてはならないのではないでしょうか。

みなさんは部活動のあり方についてどう思われますか?