こんにちは。かのこのです。

最近、多様な学びに対する意識も変わり、そのニーズも高まっています。

そこで今回は、「私が思う多様な学び」について話したいと思います。

多様な学びは『自分と他者を尊重して自分を生きる』こと

多様な学びとは自分と他者を尊重し、「自分を生きる」ことだと思います。

登山で例えるならば、山頂に辿り着くための登山ルートは1つではないということです。

他の人とは登る速度も経路も見える景色も違うけど、自分に合った登山道を見つけて登っていく。単純にどの登山ルートが良いとか悪いとか、優劣はつけられないですよね。

私は心を扱うお仕事をしていますが、クライアントさんや、心理系のお仕事をされている方々と触れ合う中で、本当に様々な考え方、捉え方、やり方があるんだなと日々興味深く勉強させてもらっています。

心を論理的に捉えて紐解く人もいれば、スピリチュアルな方向からアプローチする人など、人によって本当に様々で、響くポイントも領域もやり方も違います。

ですが、「目指している山は同じだ!」ということに日々気付かされ、嬉しくなります。

自分に合った登り方を知り、自分に合った登山ルートを選択することで、他者のルート選択も尊重できる。

多様な考え方を知り、学ぶことで自分と他者を尊重し「自分を生きる」ことにつながると感じています。

『多様な学びを通じて自分を生きる』子どもを育てるために大人ができること

子どもが多様な学びを通じて、自分を生きるには、大人の役割は大きいです。

特に私が大切だと思うことが2つあります。

一つ目は「子どもが自分で選択できる場を増やす」こと

二つ目は「子どもから沸き起こる問いを追求できる環境を整える」ことです。

過去の私の経験ですが、私は「皆と同調することが正しい!」という思い込みがありました。そして親の敷いたレールを疑いもなく自ら歩き、「自分は何が好きで何が嫌いなのか」「どんなことに心惹かれるのか」「何をしたいのか自分で選択する」そんなことすら思いつかないほど、自分を押し殺して人に合わせる日々を送り、心が疲弊してしまった時期があります。

そんな私が、心を扱う仕事を始め、「親」という立場になり、「自分を生きる」「多様な学び」とは何だろう?と考えている中、衝撃が走るほど、とても心惹かれる教育をされている学校の存在を本で知りました。

その学校は大阪箕面にあるコクレオの森というオルタナティブスクールです。

この学校は、大まかな時間割はありますが、自分で計画を立てて進めたり、グループで対話しながら学習したり、料理や工作など「自分の好き」を追求できるプロジェクトの時間などがあり、あらゆる場面で「選択できる場」「追求できる環境」があります。まさに「多様な学びを尊重する」学校です。

当時、私は東京に住んでいましたが、偶然にも主人の転勤で大阪に引っ越すことになり、早速この学校に見学に行ったり、子供を体験学習させていただいたり、その後も色々と関わらせていただく中で気づいたことがあります。

それは、自分の内側から沸き起こる「やりたい!」を追求できる環境や自分で選択できる場があると、「自分はどうしたいのか」「何に価値を置いてどういう風に生きていきたいのか」を人は「自ずと学んでいく」ということです。

その結果、「自分を自分で満たしてあげることができ、自分も他者も尊重できる」という好循環が生まれることも分かりました。

この経験から大人が「子どもが自分で選択できる場を増やす」「子どもから沸き起こる問いを追求できる環境を整える」ことの大切さを知りました。それが結果的に「多様な学び」が確保され、「自分と他者を尊重して自分を生きる」ことになるということです。

私が心掛けていること『まずは自分を整える』

私は日々、自分を整えることを意識しています。

子供が自分らしく、主体的に学べるような場を大人が提供することはとても重要です。しかし最も大切なことは子供たちが日々の生活を安心して幸せと感じる「家庭」こそが何よりも大切だと思います。そしてその上で、多くの時間を過ごす学校など。

育児をしていてもよく感じるのですが、自分が整えられていないと、極端に自分を犠牲にして頑張り過ぎたり、子どもにイライラしてしまいます。

そんな状態では、子どもの興味や関心を探り、その方法を工夫したり、問いを追求していける環境を整える余裕が生まれません。

その為にもまずは自分を整え、ゴキゲンでいることを意識しています。

そして初めて、様々な価値観を理解し、多様さを確保しながらいくつかの選択肢を提示できる。そんな寛容な場が作れると思うからです。

私は、そんな思いで、ここ「ティーチャーズアソシア」のオンラインサロンに入りました、『幸せな先生から子供たちへの幸せ循環を作る』の理念に向けて、お互いの価値観を尊重しながら、応援し合い、色々な立場・業種・年齢の方々が様々なアプローチでその理念に向かって進んでいます。まさにここは、大人の多様な学び場です。ワクワクが止まりません。