2024年7月3日に岩間公民館で「令和6年度笠間市コミュニティ・スクール研修会」を開催しました。昨年度に続く開催で今回の研修は主に学校運営協議会委員を対象にしています。
今回は初回ということで「初心者のための基礎からわかるコミュニティ・スクール」という改めてコミュニティ・スクールに関して理解していただくような内容になりました。
今回の主な内容
- なぜ今、コミュニティ・スクールが大事なのか?
- コミュニティ・スクールって何?
- 協議ってどうやるの?
- 質疑応答
という流れでした。最初は各班で自己紹介を兼ねて各自が思う社会課題や自分が困っていることを共有し合うなど協議の雰囲気作りにも努めました。
コミュニティ・スクールの考え方は意外とシンプル?
コミュニティ・スクールの重要性を頭では理解してる人は多い印象ですが、いざ「コミュニティ・スクールとは?」と聞かれると答えるのが意外と難しいです。文部科学省などいろんなところがコミュニティ・スクールの解説はしていますが、なにせ情報量が多い。
ただまとめると意外とシンプルで
- 学校運営協議会(方針を決める)
- 地域学校協働本部(活動するコミュニティ)
- 地域学校協働活動推進員(コーディネーター・間を取り持つ人)
この3つの立場から成り立っていると認識してもらえればひとまずは大丈夫です。
協議の一環でNASAゲームを行った
今回の研修会では協議を体験する一環、グループワークとして「NASAゲーム」を行いました。
NASAゲームは、チームメンバーとの合意形成を行いながら解決するゲームです。
宇宙船の故障で月面に待っている母船から200km離れた場所に不時着してしまった宇宙飛行士という設定です。手元に残った15のアイテムに各自生存に必要な優先順位をつけ、その後にグループで話し合いを行い、優先順位を決定します。
コンセンサスゲーム「NASAゲーム」とは?【解答つき】|チームビルディング大百科
15個のアイテムにつける優先順位を各班ごとに話し合い、最終的には15個のアイテムの優先度を順位付けしました。実際やってみると優先順位をつけるのもそうですが、それ以上に班の意見を聞いてまとめるというのが意外と難しい。
模範解答もありますが、解答と一致するか以上にそれぞれが意見を出し合い、意見を認め合ったり、それぞれの意見をまとめるなど実はコミュニティ・スクールをやっていく中で重要な要素がたくさんあります。
模範解答と自分たちの出した答えが違ったとしても、話し合い意見をまとめるという姿勢が何より大事ですね。
これからもコミュニティ・スクールの大切さを伝えていきます
冒頭で触れた通り笠間市でのコミュニティ・スクール研修会は昨年度に続いての開催です。今後このような形の研修会をほかの地域にも広められればと思います。
- コミュニティ・スクールが設定されただけになっている
- 学校運営協議会の委員ってどういう人にすればいい?
などコミュニティ・スクールに関わる疑問やお悩みなどがあれば講演や研修を通じて今後も解決できればと思います。