教員支援ネットワーク T-KNITのソルティーです。

SDGsという言葉をご存知でしょうか?環境や、貧困で取り組むべき課題が17個あるというものです。

最近になって、SDGsが流行り、たくさんの企業や、学校で
「私たち!SDGsに取り組んでます!!」とやっていることが増えました。

しかし、SDGsは掲げれば良いというものではなく、実践が大事だと思っています。
なぜなら

  • 子ども食堂には寄付するけど、従業員の賃金や、働き方はキツイまま
  • 緑を増やそう!運動をしているけど、ペーパーレスしない
  • 海洋問題を救おう!活動をしているが、食べ残しは多い

こういう実態が跡を絶たないからです。
このような実態を元に、SDGsに関して考えてみます。

📝 SDGsはなぜ必要か?

そもそもSDGsはこれから人類が直面するであろう課題が詰め込まれています。
つまり、SDGsは意識してもしなくても、必ず人類が直面してしまう課題なのです。

  • 貧富の差がさらに広がるし
  • 牛肉はこれから市場から姿を消すし
  • 水不足になって、各国で戦争が起こるかもしれないし
  • デジタルが進みすぎて、使える人と使えない人の格差ができるし
  • 田舎が消えて、都会のみに人類が集結するかもしれないし
  • 日本は超高齢化社会で経済発展が見込めないし…

などなど、世界で抱える課題は山積みです。

そこに「私は関係ありません!!」って言っても、必ず影響を受けます。
つまり、知っていようが知っていまいが、取り組んでいようが、取り組んでなかろうが…必ずこの課題に関する何かしらの影響は生きている限り受けてしまう…

つまり『法則』みたいなものなんだろうと思います。

だからこそ、知らんぷりせずに「あなたもこの課題に一緒に取り組む一員ですよ」と意識させるためにSDGsなのかなって思います。

🌟 SDGsは一個だけ良くしてもダメ

では、最初の文章、何がダメだったかというと、一個の課題だけ取り組んでもダメってことです。

とてつもなく難しいんですが、同時にすべての課題を解決するくらいの気持ちを持っていないとSDGsたり得ないのかなと感じています。

でないと、最初の「緑を増やそう!運動をしているけど、ペーパーレスしない」企業が増えてしまうわけです。

緑を大事にしつつ、緑を食いつぶすという矛盾した行動になってしまう。

この辺りは本当によく考えないといけないし、とてつもなく難しい取り組みなんだなって感じています。

🌟 SDGsを知る・体験する場を教育に混ぜたい

とても難しい課題なのはわかりました。しかし、人類として取り組まないといけない。
人類がこれからも人類として存続していくためには、こういう課題もあると目を向けることが大切かなって思っています。

こういう時に教育の場で、教えること、体験すること。
「子どもには意識させなくて良いことだ」とこういった世界の現実にフタをしてしまう大人がたまにいらっしゃるのですが、

子どものうちから世界の生々しい現実を知り、「今後、あなたたちが大人になるとこういう課題に直面していくんだよ」というものに今から触れさせて、考えさせていく。

それがとても大切なことだなって思う、今日このごろでした。