ICTって言葉を聞いたことありますか?
ITは聞いたことあるけど、ICTって何?って方もいらっしゃるかもしれません。
聞いたことがあっても違いが分からないという方もいらっしゃるかも。
今回はGIGAスクール構想で見かける機会が増えた『ICT教育』について話していきます。
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今回のパーソナリティーはソルティーです。
教育センターでICT教育指導員として活躍している宇佐 輝彦さんをゲストに
『ICTで学校にイノベーションは起こせるか?』ってことをお伝えします。
ラジオのURLを置いておきます。
「ICTをうまく使うにはどうしたらいいかな?」って
考えながら聞いてみてくださいね。
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ICTと先生たちの苦悩
僕は以前、ICT支援員という仕事から現場の負担感を知ることができました。
学校の先生はパソコンや、情報教育などを教員課程で習ってきているわけではないので、好きな人だけが分かっているという世界でした。
ITとICTの違いが分からない人もたくさんいました。もし、その違いが分からなければこのまとめも見てみてください。
ところが業務の効率化を求め、いろいろな機器が導入されました。
パソコンだけでなく、電子黒板、タブレット、書画カメラ、インターネット、校務システム、学校日誌システム…
もういろんなところがシステム化されていきました。
使えば確実に便利になる!ということが分かっていても、その便利になるシステム自体が負担と感じてしまうのです。
それは「また新しいものが来た…」という心理的負担感から。
自分が望んだわけでもなく、意見を出したわけでもなく、上が勝手に決めたシステムでやっていくのと、パソコンが苦手な先生が大多数なので、「これ覚えるほうが負担」と思ってしまう先生も少なくない…。
日常で使いこなせないのに、授業ではもっと心理的負担を感じてしまうケースもあります。
なぜかというと、「授業はちゃんと教えたい」というプライドと、「失敗したらどうしよう」という人間として、真面目な責任感が心理的負担を大きくしてしまっている…。
そういう現状があります。
今度のGIGAスクールも「突然動かなくなったり、トラブルした時に時間を大幅に使われてしまったら授業にならない!」と思っている方も多いのではないかなと、心中お察ししているところです。
自分では見えない視点を他人によって広げる
困っている時、悩んでいる時、トラブルになってしまった時、一番助かるのは一緒に悩み、共感して、そばにいて、一緒に解決策を考えてくれる人が一番ありがたいと思っています。
これはICT支援員の時代の頃ですが、僕もそれほどITに詳しくありませんでした。
いや、学校の先生よりは詳しいのですが、パソコンを修理したり、ネットワークのこと、パソコンのスペックのこと、授業のこと、校務システムのこと…
僕は何一つ知りませんでした。
でも、僕は僕の前にいたICT支援員さんよりも結果的に人気が出て使ってくれることが多かった。
それは学校の先生たちの「分からない」「困った」を聞いて、
「どこがどういう風になったんですか?」と現状を整理し
「じゃあ、こんな風な方法はどうですか?」とやってみたり、Google検索したり
「これでOKですね!」と最後に頑張ったことを承認して、次回、失敗を繰り返さないようにする
僕はどういう風に困っているのか?を明確にするために、話しをすることを重視していました。
だから
「分からないことがあったら、何度でも聞いてください。それが僕の仕事ですから」と何度も言っていました。
先生たちも人間です。
失敗が怖いです。
人間だから勇気が出ない時もあります。
でも、そばに信じて待ってくれて、万が一失敗しても一緒に悩み、考えてくれる人がいる。
それだけでどんな人でも勇気を持って一歩を踏み出すことができる。
僕は今までも、そしてこれからも、先生たちが困った時ほど寄り添っていける人間でありたい。
そして、信じて待てる人を先生にも、地域・保護者にもたくさん作りたいなって思ったりするのでした。
それでは今日もお疲れ様でした。
では、また。
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