こんばんは!
教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。
普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。
よろしければ、ご覧ください。
みなさんには学生時代、希望の進路やなりたい職業はありましたか?
現在夏季個人面談中ですが、なかなかこれがはっきりと決まっている人はいません。
今日はそんな進路について考えます。
🏙️子どもが悪いか社会が悪いか
将来やってみたい職業が見つからない。
これは、大変もったいない話です。
学生のうちは可能性は無限大です。
なんでもやりたいことにチャレンジできるし、どこへでも行こうと思えば行けてしまうものだと思います。
しかし、面談をしているとほとんどの生徒が将来の夢やイメージがつかないと言います。
時間はいくらでもあるし、チャレンジできる環境はあるのにそのチャレンジしたいものが見つからないのです。
これは、行動的に仕事や進路に目を向けていない生徒がいけないのでしょうか、それとも生活をしているだけでは将来のことなど考えなくてもいいと思わせてしまう社会がいけないのでしょうか。
皆さんはどちらだと思いますか?
⛰️細分化かつ多様化、そして目的論
現代、AIにほとんどの仕事がって変わられるという人もいますが、それでも大変に多くの職種があります。
そして、その業務は非常に細分化されそして多様化されています。
学校においても数年前までは、どの学校でもいるといったことが考えられなかったであろうICT支援員も、今ではほとんどの学校で見られますし、完全に教育現場での市民権を得ています。
仕事は常に必要に応じて種類が増えたり、減ったりしているわけです。
では、何を基準に選べばいいのか。
確かに興味関心のあることを探すというのも一つの手ですが、私は仕事に何を求めるのかということを基準にして考えてもいいのではないかなと思います。
ゆったりとして、自分の時間を確実に確保したいというのであれば、自然と在宅で仕事ができるような時間の制約が起こりにくい職種を選べばいいわけです。
細分化多様化されているからこそ、目的が先行して将来の希望が決まっていくのでしょう。
ただ、だからこそ逆に中高生からしてみれば、生き方を問われているようにも感じて難しいのかもしれません。
👀行動を起こすから見つかる
あとは考え方の問題なのかもしれません。
どうしても私たちには終身雇用の考え方があるので、一度職についたらそこで終わりというイメージがあります。
実際に子どもたちから話を聞いていても、そのような印象を受けます。
しかし、今の時代リスキリングとして改めて学び直して違う職種を目指すというのも不可能ではなくなってきています。
私自身もずっと教員をしているかは分かりません。と子どもたちには話しています。
でもそれは、ずっと教員をしていると気づいたり、離れにくくなっていくものです。
つまりはどんな時でもまずは行動を起こしていくしかないのでしょう。
やる気は勝手に起こるものではなく、行動を起こすから湧いてくるものです。
皆さんは将来の進路が決まっていない子どもにどのように声をかけますか?