こんばんは。
教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。
普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。
よろしければ、ご覧ください。
例年、記録的な猛暑であったり異常気象を体感していながらも特に生活を変えることもなく私たちは過ごしています。
この気象変動について学校現場で積極的に扱っていく必要があるのでしょうか?
今日はこれについて考えていきます。
🏫学校での義務教育化も
他国の状況を見てみると、2015年のパリ協定締結以降学校での学習で義務教育化している国もあるようです。
逆に全くもって進まない国もあるのが現状で、日本においてもなかなか気候変動教育と言われてもぱっとはしません。
以前までと変わらず社会などの授業で”酸性雨”について学んだり、少し教科書の発展的な部分にグレタトゥーンベリさんの活動が掲載されていたりといったぐらいでしょうか。
2017年に改定された高等学校学習指導要領では「地球温暖化」が必修事項になっています。
そんな現状もあってか気候変動についてもっと積極的に取り組むようにと言ったデモ運動も世界の若者の中で起きているようです。
気候変動教育を公立学校で義務教育化していくためにはどのようにしていけば良いのでしょうか。
もっと言うと、義務教育課程に気候教育を導入していくと言うのは果たして適切な今後の対応なのでしょうか。
🌥️大きな目線で自分ごとに
そもそも、大人の私たちでさえ気候変動に対してそこまで大きな危機感を持てているのでしょうか。
例えば、ちょっとそこまでの距離でも車に乗ってしまっていませんか?
誰もいない部屋でも冷房や暖房をつけっぱなしにしてしまっていないでしょうか?
自制心や実際に危機感を論理的に考えられる大人でさえも問題を喫緊に感じられないのに、子どもに教育をしたところでそれが広まっていくとは感じられません。
政治教育も同じなのかもしれません。
自分ごととして問題を捉えた上で、世界目線、地球目線でこの問題を見て見ていくためにはどうすればいいのでしょうか。
🏢気候変動教育だけでなく市民教育を
明らかに異常と感じる気候変動に目を向けてそれを変えていこうとする意識の俎上が必要になります。
未来の世界を生きていくのは私たち自身なのですから。
一人一人の意識を外に、そして世界に向けていくためには幼少期から地域や外の世界との関わりを強めていく必要があります。
小さい頃から地区の町内会などによく参加をしていた子どもは、大人になってからも地区に貢献したり地区の問題に自発的に取り組むことが多くあります。
そしてさらにはその点について、教員が教育をしていくための力をつけていく必要もあります。
これからの世界を作っていく子どもたちのためにも、大人たちが率先して環境教育を進めていく必要があるのかもしれませんね。