こんばんは。
教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。
普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。
よろしければ、ご覧ください。
以前、T-KNITのイベントでも読み合わせをしました次期学習指導要領のポイントなどについてを今日は考えていきます。
結構内容的にも面白い!!と感じたのですが、どうやらそこには訳があったようです。
📐現場の教員が頑張るぞ
私がこう思ったのは、東洋経済のこの記事を読んだからです。
実は現場で読まれていない「学習指導要領」…最強メンバーによる《学校の自律性拡大目指す改訂》の議論を元文科省キャリア官僚が評価する訳
確かにここ最近学習指導要領を読んでないな~とも思いますが、やはり気になるのは、昨年に9月25日に文部科学省から出された時期学習指導要領の論点整理。
夢物語ともいえるようなその中身に、驚くとともに責任感や無力感を感じたのも事実です。
教育の理想や、目指すべき教育像として、ワクワクするような内容ばかりです。
深い学びの実装(Excellence)
多様性の包摂(Equity)
実現可能性の確保(Feasibility)
の3本柱とした新しい教育の形には、幅広く学んでいくための指針が根本にあることがうかがえます。
しかし一方で、ここに書いてあることをすべてできるようになる生徒を育てたら、世の中みんな完璧人間だと感じてしまうほどに理想が高く設定されているのも事実です。
🛠️具体化と抽象化
今回の学習指導要領の論点整理では、非常に現場レベルに近いところまで具体化されているなと感じる部分が多くあります。
例えば、中学校の数学の学習内容についていえば、「数と式」の部分を例に取り、ヨコ(科目や単元を超え、相互に関係している単元)のつながりとタテ(学年を超えて学んでいく領域への接続)のつながりを表にして表すことで、よりイメージがしやすくなっています。
また、ここ最近の文部科学省の資料では多かったのですが、抽象化概念を図化し互いの関係を一目で感覚的に理解しやすいようにしている図なども多くあります。
そのほかにも、これまでは各学校ごとの生徒観まで踏み込んでいた印象はなかったのですが、今回の論点整理の中には、教室内の生徒の現状等も踏まえて、どのように学習環境を整えていくかに言及されています。
これまで別々の資料で見ることの多かった教室にいる事情の持った生徒の割合もまとまって確認ができます。
これらのデータを一つのクラスにまとめた教室を客観的に見てみると、これだけさまざまな特性を持った子どもたちを束ねる現場の先生はすごいなと感じざるを得ません。
こんなふうにそれぞれの教員の在り方や教育のすべき方向として、よりイメージがしやすくなったと同時に、目指すべきところは多岐にわたりどこから手を付ければいいのか分からないという難点も正直あります。
⭐必要となる目指すべき一点の光
具体化していると言っても、すべての項目を事細かに方針を示すことは難しいです。
それは、おそらく科目ごとの指導要領が出たとしても、追いきれないのではないのかなとも思います。
現場の教員はそこを確認している時間すら取れないかもしれませんし。
だからこそ、何か一つ今回の学習指導要領の改訂で目指すべき方向をそろえる必要はあると思います。
考えてみてもこれまでの学習指導要領には、意図せずとも象徴すべき方向性というか、今回の改定での指導要領はこれだよねという部分があったような気がします。
ゆとり、生きる力、探求、アクティブラーニング、、、。
これだけ多岐にわたる論点整理した内容を現場の教員が体現しやすいように、どう学習指導要領に変わっていくのか。
これからが楽しになりつつも、現場そこに合わせてどのように変化していけばいいのかを考えていきたいですね。

