こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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みなさんは、先生という職業の魅力は何だと思いますでしょうか?

こどもの成長を実感した時、先生でよかったと言われたとき、児童生徒たちを卒業させたとき、、、。

いろんなシチュエーションがあるかと思います。

そんなやりがいに関して以下のような記事が挙がっていました。

学校の先生は大変 給食を“64秒”で食べる日も 「子供がいい顔をしたら、それでうれしい」 “やりがい”に依存した教育現場 何を変えれば先生の負担は減るのか?

皆さんはどのように感じられましたか?

👓見えない先生の言えない負担

こんな風に先生のただの日常がニュースに取り上げられるのには理由があります。

一つは先生の業務のブラックボックス化、そしてもう一つが異様な業務量ではないでしょうか。

この記事の先生も、昼食時間を極限まで割いた中で食事をとっています。

こんな先生は世の中にわんさかいます。先生たちはこれを当たり前と思って、しょうがないと思って日々過ごしているのです。

しかし、本当にこれは当たり前なのでしょうか、しょうがないのでしょうか。

世間一般的にそう認識されているのであれば、わざわざニュースになることはないと思います。

やはり、先生という職業の時たま見えてくる部分にはどこか異常性が感じられるということなのでしょう。

先生たちのこういった仕事はなかなか見えてきません。

そして先生たちも、みんな同じだからと言ってなかなか口に出す人はいないのでしょう。

👥人の目に触れることで

こういったメディアに出ると、自然と多くの人の目に留まります。

それは教員志望者の目にも同じくです。

教師のバトンの時にも感じた何ともぬぐえない違和感があります。

結果として見えなかった先生の仕事などが見えてくるのは、今の問題を解決しようとしているいい方向になっていると思います。

しかし、これが教員志望者を減らす一助になっているのも見逃してはいけません。

こんな過酷な状況を知っては、誰が教員を志望するでしょうか。

教員志望者が減れば、現場の負担増はより一層拍車をかけていきます。

こういった取り組みや記事の先には必ず何かしらの解決策や案が必要です。

例えば今回の記事の中でもいくつか考えられる部分はあるように感じます。

例えば、プログラミング、ICTは教員が本当に教えなくてはならないのか、欠席生徒へ授業内容を伝えるのは先生がやらなくてはならないのか、教員のやりがいは子どもの笑顔だけなのか。

🔥とはいってもやっぱりね

そうは言っても、すぐに教員がいなくならないのは何故なのか。

これは、やはり先生という職業にはやってみないと分からない最高のやりがいがあるからだと思います。

しかし、そのやりがいを追い求めるあまり、自分を犠牲にしてしまう先生も多くいます。

このバランスをとるのが先生は非常に苦手です。

今の時代、こんな風に教員の仕事の過酷さは一目瞭然です。

しかし、教員志望者は減っているとはいえ、毎年一定数はいます。

先生を目指すくらいの人ですから、ほかの職種にチャレンジすることもできますでしょうにあえて過酷な現場に足を踏み入れようとしているのです。

ここにはやはり、それでもやりたいという魅力が詰まっていることを示しているのではないでしょうか。

そんな未来を背負う教員がいるうちに少しでも、先生の働く環境が良くなっていくことを願います。