こんばんは。

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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学校における、暴力行為やいじめ、不登校児童生徒数は毎年上昇し続けています。

今や、1クラスに2人いるのは当たり前の時代。

そんな中、公的に不登校の呼び方を変える県も出てきました。

🏠不登校ではなくユニパスへ

群馬県は「不登校」を「UniPath(ユニパス)」に言い換えることを決めました。

「不登校」改め「ユニパス」に 群馬県、負の印象払拭へ新名称採用

一人一人の道という意味での造語のようです。

県発信で、さまざまな箇所で利用される不登校という言葉をユニパスに変更し、不登校に対するイメージを変えようとしているようです。

賛否両論はあるかと思いますが、私は積極的に賛成とは言えません。

当然、不登校という問題に対して注目し、少しでもいい方向へ変えていけないかと試行錯誤するのはいいことではあります。

しかし、呼び方一つがそこまで重要になるのかという疑問と、名前を変えたことに対するネガティブな注目を集めることも考えられるからです。

子どもたちは意外にもこういった言葉に敏感です。

ユニパスという覚えやすく発音もしやすいこの単語が、多様性を受け入れるではなく子どもたちのからかいの中の言葉として利用されないかが正直不安な部分でもあります。

そもそも不登校という言葉自体が、その児童や生徒の呼称として利用されることも少ないとも思いますし、わざわざそこに力を入れる必要があるのかなと疑問に思いました。

🏫考えたい学校での対応

どこの学校にもいるであろう不登校の児童や生徒。

こういった生徒たちに私たち教員はどのように対応していくのが良いのでしょうか。

不登校といっても子どもたちの心情や状況は人それぞれです。

学校自体が嫌い、先生が嫌い、そもそも外に出るのが嫌いという子もいれば、学校に行くことへの意味を見出せず、自分から家にいるという選択をする子もいます。

中には、行きたくても心身の不調でどうしてもいけないという子もいますし、ネグレクトのように家庭環境が原因という可能性もあるわけです。

こういった児童生徒に対して、一人一人それぞれに向き合っていく必要がありますが、学校というのは集団行動の場でもあり、どうしてもそのなかからはみ出していってしまいます。

オンラインの利用自体も積極的に進めていくことに賛成ではあるのですが、不登校児童生徒のために環境整備に力を入れているという学校も多くはありません。

結果、担任のワンマン対応になってしまうことも多く、歯がゆい状況もしばしば。

私自身教育者ですので、それなりにこういった児童生徒とかかわってきましたが、十分に対応を仕切れたと言い切れる自信は正直ありません。

🏞学校以外の選択肢もあるけれど

最近ではフリースクールや、アフタースクール、不登校児童生徒支援の団体など、さまざまな支援体制が社会的にも整い始めています。

N高などのオンライン学校への認可も随分と増えたような気がします。

学校以外の選択肢もたくさん増えてきました。

しかし、大事になるのはその子の意志。

自分も学校に行って朝から帰りまで過ごしたいという児童生徒もたくさんいます。

そういった子に対して、外部リソースを利用するというのも一つの手ではあると思うのですが、学校からの支援をもっと充実させるのも大事になります。

ソーシャルワーカーなどが懸け橋となり、学校の中に少しずつ居場所を作っていくことが求められます。

あくまでも選択肢はたくさんあるけれど、子どもの意思を確認して、進みたいと思えるところに進ませられるような後押しをできるような社会にしていきたいものです。