こんばんは!
教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。
普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。
よろしければ、ご覧ください。
みなさんはエデュテイメントという言葉はご存知でしょうか?
娯楽であるはずなのに、娯楽とは関係ない教育的な能力の育成を見込めるツールなどのことを指します。
先日には、古くから知られているすごろくゲームの桃鉄が、教育機関に向けて教育用アプリとして無料での提供が始まりました。
https://www.konami.com/games/momotetsu/education/
そんなツールが最近では山ほど溢れています。
ICT時代の教員の在り方を考えていきます。
⚖知れば得、知らなくても楽
こういったツールは山ほどネット上に溢れています。
しかし、山ほど溢れているがゆえにどれを使えば最適なのかがいまいち難しくなっています。
例えば、学校のICT環境によっても大きく変化しますし、土壌がどこまで仕上がっているかによっても、導入レベルが変わってきます。
そして、それ以上にそのツールがどんなことができて、どんな場面で使えて、どんな効果があるのかについてを、教員自身が理解しなければならないのです。
普段の授業や行事、部活動の合間を縫って、プラスアルファのツールをお試ししていくわけです。
そう考えると、確かに便利なツールは溢れていますが、あれもこれもとやたらと手を出してしまうと自分自身で自分の首を絞めてしまうだけ。
ならいっそ、何も知らない方が幸せとなって行ってしまうのでしょう。
自分の学校に対して、どのツールが最適解なのか。
これを選定していく作業こそが、教員の仕事になってきているのかもしれません。
💪「これいい!」の原動力がどうなるか
そして、やっとこさ「これはいいぞ!」ってツールを見つけたとしても、次の壁があります。
そう、学内での合意、公立であれば教育委員会の合意も必要になってきます。
そのツールがいかに有用で教育的効果があるかを伝え広める必要があるのです。
それも、ICT先行派、保守派問わず全員にです。
ここが1番の問題点な気がします。
せっかく数ある中から苦労して見つけたツールも、学内であえなく頓挫してしまうことがあるのです。
そうなると、もう次にもう一度別のツールを見つけて使いたいと言い出すのも馬鹿馬鹿しくなってきてしまうわけです。
これこそが、今の教育界のICT潰しになっているような気がします。
🎓一に共有、二に共有、三四がなくて、五に共有
さてさて、ではこの一連の流れをどう協力しあえるかというと、私は共有しかないと思います。
それは学内の共有もさておき、学外の共有もです。
どちらも違った側面でこの普及活動を支えてくれるはずです。
学内での共有は、使用者が増え後ろ押しが増えていくことで導入もしやすくなります。
学外での共有は、数あるツールの中から有用なものを最短で見つけ出すことができます。
どちらにせよ、自分の知っている情報は共有をしていく。
これが鉄則です。
中には周りが知らないことを自分だけが知っているということに対して優越感に浸ってしまう教員もいますが、言語道断。
とてつもない情報化社会、きっと知っている情報は共有財産として互いに出していくことが、教育界全体としての底上げにつながるのでしょう。