こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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みなさんはがん教育をご存知でしょうか?

「がん」というと私たちの身近な病気であり、死因として一位を取り続けている病気としてみなさんも目に触れたことがあるのではないでしょうか?

私自身、そんな身近な病気について正面から向き合ったこと、また子どもたちと一緒に考えたことはありますでしょうか?

今日はそんながん教育について考えていきます。

🦠もっと幅広く浸透を

「がん」と言う言葉を耳にする身近な例で言うと、TVのコマーシャルなどで放映されるがん保険のCMが多いかもしれません。

それ以外には街中の広告、子宮がんワクチンなどの葉書、TVのタレントやニュースなど、もしかしたらお身内やご自身が罹患されたと言うケースもあるかもしれません。

国民の2人に1人がかかると推測される病気なのでその可能性の方が高いとも言えます。

現に私の祖母も高齢でがんに罹患していました。

これだけ日本人にとっても切ってもきれない病気であるはずなのに、学校の中ではそこまで触れられていません。

強いて言えば、保健の授業の中で少し取り扱われる程度です。

がんにスポットライトを当てて、、、と言うのはあまり聞いたことがありません。

進度や授業計画がと言われてしまうとそれまでなのですが、もう少しこの「がん」と言う病気に真摯に向き合ってもいいのではと思う場面も多々あります。

👀欠けている教育という視点

そういった私もこのような記事を書くまでは一切その視点はありませんでした。

むしろ、この記事を見るまではといった方が適切でしょう。

「がん教育」子どもの頃から学ぶ必要があるのはなぜ?…実施率は全国で10%以下

お恥ずかしいことに、この記事を見て、初めて「金融教育」や「性教育」などといったふうに「がん教育」と言うくくりがあるものがあるのかと知ったほどです。

しかし、金融や性が私たちの身近、生活に直結しているように「がん」と言う病気も紛れもなく直結しているものです。

一つの教育として学校の中で市民権をしっかりと持つべき存在だと気付かされました。

思えば教員をぼんやりと目指していた中学生時代に、テレビか動画投稿サイトかは忘れてしまったのですが、がんとなった自分自身の身体を題材として命の授業をしている先生がいたのが記憶にあります。

気になって検索してみたら、2023年にも似たような番組がありました。

がんと闘う 「命の時間を考えた時に…」31歳高校教師が1年でみつけた答え【every.しずおか特集】

もちろん、異なる人物なので「同じような」といって仕舞えば語弊がありますが、この先生方の心意気というか職人魂に心を打たれました。

もしかしたら、私たち大人も無意識のうちに「がん」とは怖いもの、向き合いたくなくできればソッポを向いていたいもの、見て見ぬ振りしたいものとして扱ってしまっていたからこそ、学校現場に浸透していないのかもしれません。

🔍正しく広く、そしてどう見るか

ただ、この「がん」という病気をどう見るかは一人一人異なるはずです。

私の知人にも1人がんに罹患した者がいましたが、他で聞くように会うたびに衰弱していったと言うことも一切なく、会うたびにたくましくなっていったというような印象さえ受けました。

おそらく相当我慢をされていたとは思いますが。

一人一人向き合い方も印象も異なるはず。

もちろん、できれば誰もが病気にかからず健康に過ごせるのが1番の幸せです。

しかし、今はまだ完全に治るとは言い切れず罹患率も高い病気、私たちが少しでも知識をつけながら間違った印象を受けないように、いろんな場面で向き合う機会を設けるというのが一番大切なのかもしれません。

文部科学省のHPには「がん教育」について子どもたちに教えられるイロハがあります。

https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1370005.htm

また記事で最後に紹介されていたこちらのHPにもがんにまつわる正しい知識が載っています。

国立がん研究センター「がん情報サービス」

まずは私たちがちょっとずつ知っていくことから始めてみませんか?