こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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みなさんは、G7教育相会合をご存知でしょうか?

G7サミットはご存知の方も多いかと思いますがフランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国順)の7か国及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議です。

今年度は開催国が日本で、今日12日には教育相会合が行われています。

そこでの成果文書としての叩き台に、chatGPTをはじめデジタルツールの教育参入について触れられていました。

🤖AIは教育にとっての敵か味方か

ここ最近になって教育界でも大きく噂になっているchatGPT。

果たして、こう言ったAI機能は教育界にとっての敵となるのでしょうか、味方となるのでしょうか。

私の同僚の英語科の教員は、授業の中でのアクティビティをchatGPTに考案してもらったり、問題を発問してもらったりと最大限にそのメリットを享受しています。

こう言った私たちの生活が楽になる部分もありつつも、逆の面も当然あるのでしょう。

私たちのデータは知らず知らずのうちに、抜き取られており一つのサンプルとして収集されています。

そうなると、我々のやろうとしていること求めていることを先回りされて、ある程度思考が見えてきてしまうために、これを悪用しようとすればいくらでもできてしまうわけです。

あるニュースでは、AIに分からなくなってしまったパスワードを突破するように依頼をしたところ、それらしい嘘をついて情報を抜き取ろうとしたという結果もあります。

人からの指示を聞き入れるために、自発的に人に嘘をついたAI。

果たして教育に活かしていくとなった時、どこまでその力を作用させていくべきなのでしょうか。

🌎AIと共生の時代

とは言いつつも、このAIとの共生を避けられない時代にあるのも事実です。

私が中学生の頃は圧倒的なマイノリティであったスマホも、今では所有率が90%を軽く超えており、いわゆるガラケーの製造を中止する業者がほとんどになってしまいました。

時代の進化は目まぐるしく進んでおり、その中で子どもたちも育ってきています。

生粋のデータっ子である現代の子に教えるべきは、伝えるべきはなんなのでしょうか。

我々大人がまだ完全に共生しきれていない、むしろこれからAIを迎え入れようとしている今。

私たち以上に吸収率、順応性の高い子どもたちは自然と世の中に慣れていきます。

そうなった時、上記のような嘘をつくAIさえもいる世界。

まさに、映画マトリックスのようなことがもう起き始めるのかもしれません。

🏙近未来はすぐそこに

数年前まではSociety5.0の世の中を想像して、楽しんでいた私たちですが、そんな近未来も目の前に迫っています。

しばらく先の想像をしていたと思ったら、数年単位ですぐにそれが実現していってしまっているのです。

そんな中でも、いまだに100年前と姿形を変えようとしていない学校の姿もあります。

確かに古き良き文化を守っていくのも大事ですが、それらを踏襲して今に合わせた制度に変えていくのも必要な気がしてなりません。

加速するデジタル社会にあるべき教育の姿。

それは、やはり子どもたちの成長を考えた時に何を念頭に置くのかという話にも近くなってくるのかもしれません。

近未来はすぐそこに迫っています。

私たち大人の使命責任は一体どんなところにあるのでしょうか。