12/19(土)、オンラインにて第15回Learn Hack Roomを開催しました。

第15回のテーマは「子どもの学力」。

そもそも学力って何なのか?

学校教育法で言われる「学力の三要素」や学習指導要領で謳っている「主体的・対話的で深い学び」が学力の本質なのか?

そういった学力そのものについての疑問が多くの人が持っているようでした。

確かに「学力」と一言で言っても捉え方は三者三様で、また時代によって学力向上に対する考え方は全く異なります。今の時代では「教育の目的=生きる力の向上」となっているので、学力とは生きる力と言い換える事ができるかもしれません。生きる力を伸ばすためには、学校の仕組みも先生や保護者の意識も変えていかなくてはいけません。特に学校の先生はとかく必要以上に子ども達に対して教えようとしてしまい、結果的に子ども達本人の考える力の向上を阻害してしまっているのが現状です。今回のLHRでは新しいキーワードとして「積極的に見守る」という言葉が出ました。学びに対してもっと子ども達に任せてみる勇気も必要ではないかと感じました。私も高校の教員をやっていて「なぜここまで子供達の学習意欲が奪われてきてしまったのか」疑問に思う事が多々あります。「やらされる勉強」から脱却し、自ら「探究する学習」にシフトしていかねば、これからの時代に必要な力は身についていかないでしょう。また、子ども達の学びも「学校」だけで完結するものではないので、子ども達のサードプレイスも必要になってきます。LHRでは教員や大人の学び場としてのサードプレイスを目指して活動していますが、大人と子どもが共に学び合える場もまた、長期的には作っていきたいと思っています。

2020年のLHRは今回で終了です。

次回は2021年1/16(土)で、テーマは「学校と地域の連携」です!