こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。

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みなさんは、今の高校生が学校に対して何を感じているのか気になりませんでしょうか?

12月11日(日)16:00〜18:00予定

の日程で高校生が対話の会を行います。

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高校生の声から考える教育対話の会

私はこのイベントを運営する高校生たちの総監督のような立場をしているのですが、今日はその対話の会のイベント運営までに、高校生たちがどのように活動しているのかをご紹介できればと思います。

🔎充実させたい探究活動

探究活動が本格的に授業に組み込まれての今年。

実質ほとんどの学校が昨年度の試験期間を運用しての今年なので、まるっきり初めて探究活動を今年からやっていますというのは数少ないと思います。

そんな探究活動ですが、現場の教職員から上がってくる声は、「また、文科省が余計なこと始めて、、、」、「また、仕事が増えるのか〜」といったようなもの。

もちろんプラスに捉えている人も多くいますが、肌感覚的にはマイナスに感じている教員のほうが多そうです。

それもそのはず、探究活動と言われても何をやればいいのかは明確になっておらず、指針だけが提起されているようなものだからです。

そんな中で、探究の教科書を何とか作っているような会社もあるようですが、学校で〇〇をやりたいと明確に決めていないところは非常に苦しい授業展開になっていることでしょう。

そんな探究活動を少しでも充実させたいと考え、ここのNPO法人T-KNITの教員支援の対話事業として高校生探究プロジェクトを立ち上げました。

☁️失敗と挑戦と疑問と怠惰

高校生に対話イベントを実施してもらうために、さまざまなことを渡していきました。

自分がイベントを立てるよりも、未熟な高校生に先導していってもらうのがこんなにも難しいのかと焦る日々笑。

zoomの使い方、ファシリのやり方、イベントのあり方、広報の仕方、、、。

それでも少しずつ高校生たちは自立をして、自ら動き出します。

Googleフォームを作ったり、イベントの時間設定をしたり、ファシリのコツをより調べたり。

そんな高校生たちのイベントです。

正直、中には「めんどくせー」となっているような高校生もいます。

任せるのが怖くて、自分が率先し過ぎてしまうこともあります。

それでも、本番に向けてまだ見ぬ形のイベントを創り上げようとしている高校生がいます。

これを教員としてその過程をみれるのもこのプロジェクトの楽しさなのかもしれません。

🛣いずれは全国の高校へ

高校生たちにとってみれば初の経験。

大きな経験をしてくれるはずです。

しかし、それ以上にこのプロジェクトが先生たちの日々の授業の一助になればと願っています。

自分の学校の探究活動に疑問を抱いていたり、不満を感じている世の中の先生。

何か自分にできないかと本来の探究のあり方を模索しながらも、教科書的なお決まりのパターンで片付けてしまいがちな先生。

そんな先生たちの先駆者としてこのプロジェクトの土台を作っているという目的もあります。

個別具体化された各学校の問題点に対する高校生の声、そしてそれに応える大人たち。

これは一つの学校のみに止まらず、全国各地どこでも同じ。

そして共通事項も多分にあるはずです。

もしみなさんが高校生と対話するとなった時、どんなことを話しますか?