2025年10月15日に講師として依頼をいただいている笠間市教育委員会のコミュニティ・スクール研修を友部公民館で行いました。
今回は、参加者の皆さんとの対話に加え、私たち自身にとっても大きな『学び』と『成果』があった、非常に重要な研修となりました。
講師: 塩畑 貴志
まずは、活動の概要から。
- 開催日時: 2025年10月15日(水)16:30〜18:00
- 開催場所: 友部公民館
- 参加者数: 約17名
依頼元組織のご紹介
今回の主催は笠間市教育委員会です。
笠間市様には、長年にわたってコミュニティ・スクールの普及・定着に向けた研修講師としてご依頼いただいており、T-KNITの活動を深く理解し、継続的に支援していただいております。
講演・研修のテーマ
今回の研修のテーマは『初心者でも分かる基礎』です。
現在NPO法人 教員支援ネットワーク ティニットで計画中の『コミュニティ・スクール養成講座』を初めて組み入れた回となりました。
初級講座は『形が変わらない』という完成度を目指して設計しており、今回はその記念すべき第1弾の実施です。
活動の様子(具体的な内容)
今回の研修は、講座内容の完成度を高めるという意味で非常に有意義でした。同時に、今後の研修企画に大きく役立つ、現場からの貴重なフィードバックを得ることもできました。
講演・レクチャー
ティニットが練り上げた養成講座の初級編ということもあり、研修は非常に『精度が高く、スムーズでテンポの良い』と好評をいただきました!
コミュニティ・スクールの基礎知識から、最も重要となる『熟議』の進め方までを包括的に学べる内容です。
- 参加者の反応: 今回はシニア層が多く、他の市と比較すると派手な盛り上がりは若干控えめでした。しかし、参加者の皆さんは非常に真剣で、『なるほどね』と内容を深く理解しながら熱心に話し合ってくださり、皆さんの身になる時間になったと感じています。
研修時間から得た大きな学び
今回、参加者数が従来の30~40名から約17名に減少するという結果を受け、その原因を分析しました。
- 時間設定の問題: これまでの研修開始時間(18:30)に対し、今回は『16:30開始』という時間設定でした。
- 課題の明確化: この時間帯は、学校の先生方や一般の参加者がまだ仕事を終えられていないことが多く、参加の難易度が非常に高いということが判明しました。
- 自己への教訓: 僕自身も、今後の研修企画において、夕方の微妙な時間は避け、『朝昼の早い段階』か、十分に余裕を持った『夜』に設定すべきという貴重な学びを得ることができました。
研修の成果と今後の展望
この研修を通して、養成講座の初級編第1弾が、理論と実践の流れにおいて『完成形』になったと確信しています。
- 次なる課題: 研修は『連続して受けていただくこと』が理想ですが、今回の経験から、継続受講が難しい方もいると痛感しました。
- 今後の対応: 今後は、単発でも学びが得られる『単発用カリキュラム』と、段階的に学ぶ『継続用カリキュラム』をそれぞれ開発する必要があると考えています。
今回の成果
- 講座の完成: ティニットとして企画中のコミュニティ・スクール養成講座 初級編 第1弾の骨子が確立し、今後は自信を持って『いろんな自治体へアピールできる』レベルになりました。
- 運営の洞察: 開催時間の設定が参加率に直結するという重要な運営ノウハウを獲得しました。これは今後の活動全てに生かせる大きな収穫です。
協力者・参加者への謝辞
長年にわたりご依頼くださっている笠間市教育委員会の皆様、そして今回は時間の難しい中、真剣に参加し、活発な話し合いを進めてくださった全ての参加者の皆様に心より感謝申し上げます。
この研修で得た学びを活かし、次回も必ずや『より良い形』に持っていけるよう尽力します!本当にありがとうございました。
講演・研修依頼について
T-KNITは、コミュニティ・スクール運営、地域学校協働活動、不登校支援など、学校や地域が抱える課題に対し、経験と実績に基づいた実践的な講演・研修を提供しています。
特に『養成講座』に関心のある自治体・教育委員会様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。お互いに協力関係を築きながら、より良い教育を実現しましょう!
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