教職を志す学生を中心とした団体、学生団体Teacher Aidが主催するイベントに登壇いたしました。
講師: 塩畑 貴志
Teacher Aidは「生徒一人ひとりの幸せを目指す」ことを掲げ、若い世代が熱心に活動している団体です。
同じく教員支援を枠組みとするティニットとして、彼らの活動を応援しないわけにはいかない!という熱い思いで参加しました。若者たちの熱気と真摯な姿勢に触れる、非常に刺激的な時間となりました。
まずは、イベントの概要から。

- 開催日時: 2025年9月29日 20:30〜22:00
- 開催場所: ZOOM
- 参加者数: 20名(学生、教育関係者、支援者など)
依頼元組織のご紹介
今回の主催は、学生団体Teacher Aide様です。
教職を目指す学生が中心となり、教育現場の課題解決に向けた活動を行っています。ホームページのお問い合わせからご連絡をいただきまして、同じ志を持った方であればぜひ協力したいと実現に至りました。
ティニットとは『教員支援』という共通のミッションを持つ団体として、今後も協力関係を築いていきたいと考えています。
講演・研修のテーマ
教育現場を支える2人が語る「先生も大切にする社会を目指して 見つかると繋がるの可能性」
- 登壇者1: 小谷瑞季氏
(教員不足に問題意識を持ち、公立学校に特化した求人サイト『見つかる先生』を運営) - 登壇者2: 塩畑 貴志
(ティニット代表理事としてコミュニティ・スクール推進の事例を紹介)
教員支援という大きなテーマに対し、それぞれ異なるアプローチで活動する二者が、互いの活動を紹介し合い、「どうしたら先生が大切にされる社会になるのか」「どうしたら地域・保護者・学校が繋がっていけるのか」について深く対話をしました。
活動の様子(具体的な内容)
イベント会場には、教育への情熱を持つ学生から、教育現場を支えたいと考える社会人の支援者まで、多様な考えを持つ方々が集まりました。
キーパーソンとトークテーマ
小谷さんからは、『見つかる先生』という求人サイトを通して、教員不足という課題にデータとテクノロジーで切り込む実践的な活動内容についてお話がありました。
私からは、コミュニティ・スクールや地域学校協働活動を通して、教員が抱える課題を『地域全体で分担・解決』していく仕組みづくりについてお話しました。
お互いの活動紹介を経て、「先生を大切にする」という共通の目標に対し、「学校という現場の外から専門的に支援する」アプローチと、「学校という現場の内部に地域を巻き込んでいく」アプローチの可能性について議論を深めました。
参加者の熱量とフィードバック
参加者の様子から、学生が抱えるリアルな課題意識が感じられました。
参加した学生の中には、「なぜ自分は教育に関わっているのか」を模索している方や、イベント自体が初めてという方も多く、非常に真摯に話を聞いてくれました。
イベントには、学生を支えたいと考える社会人(大人)も参加しており、彼らの活動に対し「まだ活動内容が明確でない」「もっとしっかりやった方がいい」といった、厳しいながらも愛のあるフィードバックもありました。
こうしたフィードバックは、彼らが今後、より良いイベント、より良い活動へと進化させていくための、最高の燃料になるはずです。
今回の成果
学生団体TTA、求人サイトの『見つかる先生』、そしてT-KNITという、それぞれの立場で教員支援を行う団体間の連携を強化する重要なきっかけとなりました。
教育の未来を担う若い世代の熱意に触れ、彼らの成長に貢献できる機会を得ました。
彼らの活動が、より洗練され、教育現場に大きなインパクトを与えられるよう、T-KNITも協力体制を続けていきたいと思っています。
協力者・参加者への謝辞
この度は素晴らしいイベントを企画してくださった学生団体ティーチャーズ・ティーチャー・エイドの皆様、そして共に登壇した小谷様、そして何より未来の教育を真剣に考え、イベントに参加してくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
今回の繋がりを大切に、これからも共に「先生も大切にする社会」を目指して活動していきましょう!本当にありがとうございました!
講演・研修依頼について
T-KNITは、コミュニティ・スクール運営、地域学校協働活動、不登校支援、そして教員支援のあり方など、学校や地域が抱える課題に対し、経験と実績に基づいた実践的な講演・研修を提供しています。
特に『地域と学校の協働の可能性』や『外部人材の活用法』に関心のある自治体・学校関係者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。お互いに協力関係を築きながら、より良い教育を実現しましょう!
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