茨城県下妻市の地域団体『夢100プロジェクト』から依頼があり、講師として出向きました。

夢100プロジェクトは100年後の未来を考え、実践していく市民団体です。

何度か講師として呼んでくださっていて、今回は下妻市でもコミュニティ・スクールが始まったので、興味のある人だけでもコミュニティ・スクールへの理解を促進して欲しいと言われ、出向いてきました。

今回のテーマは『基礎から分かるコミュニティ・スクール』がテーマです。

硬くしない、難しくしない

コミュニティ・スクールの講師として呼ばれる時に気をつけていることが『硬くしない、難しくしない』です。

コミュニティ・スクールの研修といえばCSマイスターの存在があります。この人たちを呼べば、国から補助もあり、呼びやすく、丁寧な解説をいただけます。

ただ、この方々の研修と同じことをやっていたのでは僕自身を呼ぶ必要がない。自分にできることは何か?と考えた時、硬くしない!難しくしない!という内容になるように工夫しています。

コミュニティ・スクールは主体的な市民の活動が必要不可欠です。ですが、お金はそんなに潤沢にあるわけではなく、ほとんどの人がボランティアでの活動を余儀なくされていくでしょう。

では、どうして続ける必要があるのか?それは『楽しい』と感じるから。

もちろん、ちゃんと進めなければいけない場面はたくさんありますが、できることをできる人ができることを楽しく継続することがもっとも大事。

火を絶やさないことがすごく大切な取組だなと思います。だからこそ、研修も楽しく、そして心に染み入っていくような内容にしたいと思って毎回工夫を凝らしているのです。

協議を実際に体験する

夢100プロジェクト 研修2

コミュニティ・スクールで最も謎な部分は協議と話し合いは何がどう違うのか?ということ。

協議とはなんなのか?を説明されても理解して実行に至るまでは難しいでしょう。

だからこそ、模擬的に協議を体験させることをやっています。

「これが協議なのか!」と感じることができれば、実際に真似はできるんじゃないかと。

そして最後に真似するためのポイントを伝える。

狙っているのは、僕がいてできた!ということではなく、自分でこれならできそうだ!と思って実行してもらうことです。

いろいろな要因があって、学校の中では協議にならないというケースが多くなるので、少しでもハードルを乗り越えられるようにしたいなと思って取り組んでいます。

初心者のための研修もお任せください!

さて、コミュニティ・スクールの設置率が全国で半分を超え、当たり前になろうとしています。

しかし、多くの学校では設置しただけで思うような結果が出ていないということもあるでしょう。そういう数多くのハードルは最初にこそたくさんあります。

その壁を超えるためのお手伝いをしていますので、困っている地域・学校があったらぜひお声がけくださいませ。