笠間市教育委員会から教員支援ネットワークT-KNITに依頼された地域学校協働活動推進員向けの研修会。今回はその2回目となる研修をオンラインで行いました。
笠間市教育委員会は僕の教育転換点を作ってくれた組織。2012年の頃にはICTを積極的に取り入れ、今ではコミュニティ・スクールも教育委員会側から積極的に推進しています。
地域学校協働活動推進員は制度ができても、「何をすれば良いのか分からない」と正直戸惑ってしまう方が多くいらっしゃいます。実態に合わせて、質疑応答形式で進む研修会となっています。
今回のテーマは『情報共有の円滑な進め方』です。
地域の人は学校に入りづらいものなのか?
最初に質問があったのは、地域の人は学校に入りにくいと感じているものなのか?です。
僕個人的な肌感覚ですが、地域の人は「入りにくい」と感じている場合がかなりあります。これは教育への熱意があってもなくても同じです。
学校も同じように「地域には入ってほしくない」「見てほしくない」と思っていることがめちゃくちゃあり、この溝を埋めることそのものが、地域学校協働活動推進員の出番。
ハードルをどう埋めていくかがポイントですよ!という話を最初にしました。
地域や、学校への連絡はどうするべきか?
その後、たくさんの質問が来ましたが、「連絡はどの程度すれば良いですか?」という話も出ました。
連絡で考えられるのは
- 事前の連絡
- 正式決定の連絡
- 事後報告
の3つになりますが、正直、これは地域・学校ともに全部大切だなぁって思っています。
事前の連絡
事前の連絡は特に学校には重要で、この事前の連絡の『事前』に学校と地域では大きな差があります。地域の事前は『一ヶ月前』くらいのイメージですが、学校の事前は『3〜6ヶ月前』です。このズレを認識しておかないと、「言ったのに受け入れてもらえなかった」とお互いに残念なことになるので気をつけましょう。
正式な連絡
正式な連絡は通知文書や、依頼文です。これは誰がどんな責任において、どこで何をするのか?をしっかり示す書類です。今はデジタルで簡単に配れるようになり、先生の働き方改革としてバンバン実行していますが…、正直これも難しいところです。
というのも、デジタルで配ったら、「読んでない」人が急増するからです。大事な文書に関しては紙にするか、デジタルで配ったことを電話などでお知らせしてあげないと「知らなかった」と言われてしまうので、注意しないといけないでしょう。
特にシニアな人は要注意ですね。
事後報告
事後報告は認知活動のために非常に重要なものだなって思います。特に学校へは報告書、地域へはお便りなどの形を使って「ちゃんとやってるんだな」って示してあげると活動がよりしやすくなるなと感じています。
あとは教育委員会にも喜ばれますね(笑)。
これからも実践あるのみ
他にもいろいろと伝えたことはあるのですが、今日はここまで。
これらの内容は、そのうちブログにもしっかりとまとめたいと思います。
自分もいろんな事例や、本などに触れ、自分の中に吸収して進み続け、与えられる支援員として走りたいと思います。