NPO法人 河原部社から登壇の依頼があり、ゲストスピーカーとして講演しにいきました。
NPO法人 河原部社は山梨県韮崎市を中心に活動する学生の居場所づくりを起点としたまちづくりを行っている法人です。
今回のテーマは『韮崎市の学校について』ということで、学校のことと言えば、来年から導入されるコミュニティ・スクールについて話してほしいということで依頼となりました。
学生も、地域も、先生も。場に多種多様な人がいることが価値
今回の会場には普段はいない中学生が結構はいっていました。
元々、河原部社では中学生と地元企業のインターンシップを行っていたので、その成果発表も含めての場だったらしいのです。
その人々の輪はコミュニティ・スクールには重要なこと。なぜなら人の絆が繋ぐ縁を増大させていくことが目的になっているからです。
みんな繋がりあって幸せになるために話し合ったり、一緒にやる。この場を作ることがそもそも難しいのですが、韮崎市ではそれができている気がしました。
空気は読まず、ニーズを読む
今回は僕のターンが回ってくる前に、説明が2つ入ってしまったので、参加者の皆さんの表情が固くなったりしていました。
ですが、説明は大事じゃないのか?というと、そうではなく、事前知識として非常に大切。
求められていたことは『参加者がフランクに繋がり、韮崎について共に考えられるようになる』ということだと思ったので、空気を一気に変えにかかりました。
コミュニティ・スクールの説明よりも、参加者に尋ねる。参加者から引き出す。参加者に考えさせる…など参加者主体に切り替えて、笑いが飛び出すほど空気を柔らかくできたなと思います。
その上で、これからコミュニティ・スクールをはじめるにあたって、『全国で起こってしまうなんちゃって学校運営協議会』の話、『その他の成功事例の話』とコミュニティ・スクールの明暗を伝えたことで、皆さんの中にイメージが湧いたと感じられました。
ただ、質問に応える時間がなくなってしまったので、いただいてYoutubeなどで答えられたらなって思います。
想いを持った地元民がいるからこそ
コミュニティ・スクールで重要なのは『中の人』だと確信しています。
地元を変えるなら地元民。学校を変えるなら学校の人。
外の人がやってきて、ガッと変えていくのはとても難しいんだろうなと思います。韮崎ではこんなにも自分ごとで考えられる人たちがたくさんいる。それだけで大きな価値を持っているなと感じます。
これから韮崎市がどう進むのか?とても楽しみです。