こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。

いがぐりのブログはこちら

よろしければ、ご覧ください。

何とも物騒なタイトルから始まりました、本日のメルマガ。

みなさんの思い出す限り、保護者と学校はどのような関係にありますでしょうか?

保護者会に行くとなんだかいつもピリついている。

学校に行くのだけでも緊張する。

逆に、保護者からの電話というだけで緊張する。

そんなことってありませんか?

今日はそんな保護者と学校の関係について考えて見ましょう。

💕保護者と学校は思春期の両思い

何も、先生も保護者も互いに仲悪くしたいとは思ってはいません。

先生は先生で保護者に対して思うところがあり、保護者は保護者で先生や学校に対して思うところがあるのです。

このような小さな要望や希望が互いに知られざるままに積み重なっていくと、いずれは不満になってしまうのです。

本当は互いに気になっています。

しかしお互いに忙しく、そこに集中して時間を割けることが少ないのです。

結果、”後回し”や”時間があれば”の部類に入ってしまい、なかなか意思の疎通が実現しません。

言うなれば、保護者と学校は思春期の両思いと同じなのです。

互いに気にはなるけど、連絡するまでのことでもない。

でも、向こうから連絡があると嬉しい。

保護者と学校の先生にとって必要なのは、気軽に関係しあえるチャットグループのようなオープンスペースなのかもしれませんね。

💭知らない分からないは怖い

学校に限らず、私たち日本人は自分にとって知らないものや分からないものを悪として分類してしまう風習があります。

学校と保護者も実はそのような関係にあります。

日本人はほとんどの人がしっかりとした教育を受けて大人になります。

ですから、誰でも教育経験者。

学校を知らない保護者はいません。

しかし、保護者からしても学校の先生はいつまで経っても学校の先生です。

自分の記憶の中にある学校を想像しても、今の学校現場は当然以前より変化しています。

その変化を理解できていないと恐怖を感じてしまうこともあるのです。

先生も先生で保護者に対して見えない部分があると不安を感じます。

送り迎えのある幼稚園に比べて、小学校、中学校と学年が上がると、保護者の送り迎えも少なくなり、保護者と先生が顔を合わせる機会も少なくなります。

自然と簡単なやりとりもなくなってしまうので、互いにコミュニケーションをとりづらい関係になっていってしまうのです。

🤝学校・保護者・地域の三権分立で

児童生徒の成長には、学校の力だけでは到底及びません。

保護者の協力、地域の協力があって、初めて健全な十分な教育が見込めるのです。

生徒は学校と家庭とで異なる顔をすることが多いです。

でも、どちらも同じ一人の子どもであることは間違いありません。

だからこそ、両者の橋渡しになるように保護者と学校とが、密に細かく連絡を取る必要があります。

そして、そんな学校は地域に根ざした場所の一つです。

そこに住んでいる人からすれば、地元の学校と言ったらその学校になるわけです。

学校と保護者と地域。

普段はなかなか互いの連携が取りづらい中かもしれませんが、互いに僻みあったり粗探しをして、殴り合ってもいいことは何もありません。

それよりも互いが互いのために何ができるかを考え、三権分立で子どもを育てていく。

そう言った関係性が作れるといいですね。