子どもたちに教えるのだけが教育だ…って方を見たことがありますか?
最近、教育では主体的・対話的で深い学びを行うようにしましょうと言われています。
この正体は
『自らの気付き』を大切にする教育です。
つまり教えない…という教育に繋がるということです。
「教えないってどうやって教育するの?」って思うことも多いでしょう。
今回はそんな教えない教育をお伝えしていきます。
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今回のパーソナリティーはrinrinです。
『”教えない”英語教育とは??』ってことをお伝えします。
ラジオのURLを置いておきます。
「教えないってどういうことなんだろう?」って考えながら聞いてみてくださいね。
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課題は誰のものか?
僕は子どもたちではなく、大人に教育をしていました。
以前の仕事はフリーランス(個人事業主)や、小規模事業主の方にビジネスコンサルティングをするお仕事でした。
コンサルティングってかなり難しいイメージを持つ方も多いと思いますが基本的には学校でいうと、進路相談のようなものです。
その人が悩んでいることを抽象と具体を行ったり来たりしながら明確化し、
形として落とし込み、次の行動の一歩を探っていくものです。
その中では一人ひとり課題が違っています。
僕の昔のクライアントさんでこんな人がいました。
相手「新入社員を募集したいのだが、どうすれば良いだろうか?」
手法を教えることは簡単でしたが、まず今までのケースはどのようにしていたのか?を詳しく聞くことにしました。
僕「面接に来た人はいますか?」
相手「いるにはいるんですが…、入っても長続きしないんです」
ここで僕はハッと気がつきました。
僕「面接の時、その人がやりたいことをじっくり聞いたりしていますか?」
相手「それは聞きます。もちろんです。」
僕「その時、自分がどんな世界を作りたいか?ってことをワクワクして語っていますか?」
相手「あ…、それは伝えてないですね。」
僕「じゃあ、今、僕にその世界を伝えてもらってもいいですか?」
相手「あ…、それは…うーん。どういう世界なんだろう」
ここで課題が全然違うところにあったことが分かります。
顕在ニーズ:新入社員が少ない、入っても長続きしない
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潜在ニーズ:会社のビジョンが明確でなく、伝える場を作っていなかった
ということです。
これ、大人の世界だけじゃなくて、子どもの教育の現場でも起こります。
例とすると算数の公式は分かったし、テストも点数取れるようになる
しかし、実際、どのような現場で使われるか分からず、どんなタイミングで使えば公式を当てはめれば良いか分からなかったりするのです。
そうなんだ、なるほど、たしかにが自然と出てくる瞬間をたくさん作る
僕がよくセミナーを行う前に繰り返し言っていることがあります。
ソナタの法則を使うというものです。
これは
ソ:そうなんだ!
ナ:なるほど〜!
タ:たしかに〜!
ということを言うっていうこと。
そして、本当にこのソナタの法則の言葉を僕が言うんではなく、対話の中から出てくるようにする。
そして、最後に確認をします。
「今日の学びで分かったことを伝えてみてください。」
この振り返りでは認知できたことしか、皆さん話しませんし、伝えません。
その時に僕は何を話したか?何を書いたか?伝えたか?
ここで教える側の人はその人が何を伝えていたのかを確認し、フォローアップをしたり、その人がさらに対話を通して価値観を広げることができたら…
教員が一生懸命教える必要はないんだなって実感しています。
では、また。
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