こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

いがぐりのブログはこちら

よろしければ、ご覧ください。

絶賛冬季面談中です。

私は高校2年生の担任をしておりますので、科目選択や志望校選択など出口に近い指導を最近ではすることも増えてきました。

今日はそんな進路指導について考えていきます。

進路指導をしていると、今の自分の実力と比較して非常に厳しい学校を志望するような生徒もいます。

1日に全く勉強時間を確保できていないのに、国公立を目指したいという者や、定期考査で全然点数が取れていない中でも、GMARCHを最低に受験したいという者。

私自身大学に進学した時には指定校推薦をとっていたので、そこまで寄り添った受験指導はできないかもしれませんが、在学後に置いていかれないようにと受験生並みの勉強はしていました。

卒業に向けて勉強時間も減っていってしまいましたが、、、。

それはさておき、つまり志望校に対してそれなりの学習をしなければ合格などできないだろうという中で必死に学習をしていたのです。

ただ、やはり実際の学習時間や姿勢が志望校に対して無茶を感じるとどうしても心から応援をできないと感じてしまいます。

みなさんはいかがでしょうか?

結局のところどんなに無謀なチャレンジだとしても、ゆとりのある進路選択だろうと自分で本気で目指そうという心意気にならなければそもそも受験勉強も身が入りません。

そしてこのスイッチがどこで入るのかも子どもたち次第なのです。

例えば、7月ごろまで運動部でガッツリと部活動一筋の子でも、そこから一気に学習を始め、持ち前の集中力と体力でそれなりの大学合格まで行き着ける子もいます。

逆に勉学に励みたいからと早々に部活動を辞めたとしても、なかなか気持ちが入らずにいつまで経ってもエンジンがかからないような生徒もいます。

ゴール設定はどこでも実は変わらないのかもしれません。

本人がやると決めて、そのやる気をどこまで維持し続けられるのかこそが大事なのでしょう。

そして、教員がすべきことはその可能性を信じて、背中を全力で押してあげることなんです。

そして、進路指導において重要なもう一つの要素は保護者の協力です。

高校3年生となると、ほとんどの学生が受験勉強のために一日中必死に勉学に励みます。

そしてその勉強は学校でのみ行われるのではなく、自宅での学習も多くなるでしょう。

ですから保護者の方にも理解と協力が必要なのです。

面談をしていると、子どもではなく保護者が聞いてもいないのに子どもの代弁をし始めてしまう時があります。

そう言った時に私は、内心少しがっかりしてしまうわけです。

確かに保護者の方が子どものことを考えて、進路も一緒に見てくれているというのは大事な点ではあるのですが、子どもの発言権をとってしまっている時点でそれは保護者の方の思い描く進路になってしまうからです。

たとえ子どもの発言に自信がなくとも、それを支え続けてあげられるような大人の姿勢でいられるように、やはり受験はチームプレイで行くのが最善だろうと思わされた冬休み面談でした。