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教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

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ウェルビーイングというとここ最近、よく耳にする言葉ではないでしょうか?

SDGsの17項目の一つにもウェルビーイングという言葉は掲げられています。

今日は下記の記事も参考にしながら、ウェルビーイングと学校について考えます。

持続的な幸福「ウェルビーイング」|教育現場でのあり方とアプローチ

🍀そもそもウェルビーイングとは?

ウェルビーイングとは直訳すると、「幸福」、「健康」などの意味があります。

似たようなものにハピネスなどもありますが、ハピネスは一時的な感情なのに対してウェルビーイングとは持続的な状態を表します。

だからこそSDGsにも含まれているのでしょう。

言葉としては1900年代中ごろから使われているようで、最近になってここまで日本でも浸透してきました。

その背景にはやはり、SDGsがあったり環境気候問題、世界経済の変動、科学技術の進歩などが考えられます。

特に近年、新型コロナウイルス感染症の拡大によりそれぞれの個々の時間が増え、いろいろと向き合う瞬間が出てきたからこそ、一人一人が日々を充実させようとこのような考え方があるのではないでしょうか。

🏫学校におけるウェルビーイングとは

では、学校でこのような考え方を置き換えてみるとどうなるでしょうか。

子どもたちのウェルビーイングはもちろんのこと、教師、学校という環境そのもの、保護者、地域、さまざまなところへと波及していくように感じます。

教師においては、労働時間や業務内容、同じ職場での人間関係、生徒との関係などが挙げられます。

一方生徒からすれば、学校環境はもちろんのこと先生との関係、友人関係、部活動、授業などがあるでしょう。

このように学校においても当然ことながら、それぞれのウェルビーイングは異なります。

大切なのはそれぞれのウェルビーイングを互いに理解したうえで、お互いに譲歩をしたり共有をしていくことではないでしょうか。

学校においての一番の目標は子どもの成長にあるはずです。

そこを念頭に置いたうえで、それぞれがより良くいられる場所としての学校を作り上げていくのが理想でしょう。

♻️持続可能で理想的な学校作りを

理想の学校にはまだまだ程遠い日本の状況ですが、いきなり無理をして進めるのもよくはないと考えています。

これまで通りというのは発展成長がないと思われがちですが、中にいる人たちからすれば安心空間であることにもつながるわけです。

いつも通り、これまで通りに過ごせるのはストレスを限りなく少なく生活ができます。

逆に今の状況下で苦しい想いをしていたり、居心地が悪く感じている人がいるのであれば、それはすぐにでも改善を促していかなければならないことです。

理想の状態に向けて少しずつでも改良していくためにも、まずはその学校においてのウェルビーイングをそれぞれが考えて共通項を導き出す必要があります。

理想の学校はすぐにはできません。

それでもそれぞれが少しずつでもウェルビーイングを考え続け、何が必要かを話し合っていくことこそがまずは持続的なウェルビーイングの一歩になっていくのではないでしょうか。