こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。

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皆さんはアイスブレイクをご存知でしょうか?

アイスブレイクとは読んで字のごとく、氷を溶かす意味で使われます。

初対面の人同士の張りつめたような場を和ませるときに、意識的にその場を円滑にするような動作や行為をアイスブレイクと言います。

💭アイスブレイクは必要?

近年、コロナ禍によるオンライン会議ツールの発展によりオンラインでのセミナーが増えました。

それに乗っかりオンラインのセミナーの参加のハードルも下がり、セミナーへ参加デビューされている方も増えたのではないでしょうか?

同時にファシリテーションの大切さや、アイスブレイクという言葉を耳にする方も増えたと思います。

セミナーに参加して、

「それでは、皆さん今日はどちらから参加していますか~?チャットへご記入ください。」

というやつです。

しかし、同時にアイスブレイクはいらないという人も存在します。

そのセミナーのテーマについて学びに来ているのに、アイスブレイクのように互いの中を取り繕う必要はないし、時間の無駄という考え方です。

確かにそのような時もあります。

例えば時間がなかったり、情報を伝達するだけのものなどです。

それではどんな時にアイスブレイクをする必要があるのでしょうか?

⌚いつアイスブレイクする?

例えば、学校の中での会議や授業はどうでしょうか?

これを話す場合には、そもそもの会議形態を理解しているかの前提条件が必要ですが、いわゆる皆さんの頭に思い浮かぶ時間の無駄と感じるあの会議を連想していただければ大丈夫です。

私はどちらも絶対にアイスブレイクが必要だと考えています。

それは、その人間関係に続きがあるからです。

授業については学校にもよるかと思いますが、大体1年間近く一緒にいるメンバーです。

授業の中には話し合い活動を入れたり、グループ活動を入れたりといった時間があるはずです。

そういったときに、お互いを知れている状態で話し合うのと、知らない状態で話し合うのとでは話し合いや活動の深さが雲泥の差です。

会議もまた同じ。

言ってしまえば学年団やその学校というのは、一つのプロジェクトを動かしていくチームでもあるのです。

その中でよりクリエイティブに活動していくとすれば、その間の関係性をつくるのは最低条件のようにも感じませんでしょうか?

つまり、アイスブレイクはその後に人間関係が続く際には絶対に必要な、時間になるのです。

👀視点を磨いて、その後の場を盛り上げる

さらに言ってしまうと、自分と人間関係が続かない人などいないのかもしれません。

今までは意識していなかったのに、実はとても身近にいる人だったということも生きていると十分に起こり得ます。

私の例になってしまいますが、私の同僚は大学の同期でした。

同じ学部で同じ教職の授業を受けている間柄だったのですが、互いに採用が決まるまではお互いの存在を知っている程度でした。

当然、その後に何か人生の中で関わる機会があるとも思ってはいませんでした。

しかし、それが同期になり、切っても切れない関係になったのです。

そう考えると、関わる人すべて自分に繋がってどうその関係性が広がっていくか分かりません。

そうなった時に互いの関係ができているかどうかでまたその後の展開も全くもって変わってくるでしょう。

つまり、アイスブレイクをしない時など実はないのかも知れません。

アイスブレイクのように心が緩んでいる時には、人の本性が出やすくなります。

その人の人となりを分かった上で、その後の関係性を紡いでいける。

これこそがアイスブレイクの最大の利点です。