参加人数

10名の方のご参加いただきました。

内容・感想

3月1日に行われたLHR Freeでは「なんのために評価するのか」をテーマに活発な対話が行われました。

評価の目的やその影響について、教育現場の具体的な経験をもとに意見が交わされました。評価は、生徒の学習の成果を測るためのものですが、時には「評価する側」にとっても難しい課題となります。成績をつける際の基準や、評価が生徒の自己肯定感や学習意欲に与える影響について、さまざまな立場からの意見が出されました。

特に、評価と成績の違いについての議論が深まりました。評価は学びを促進し、生徒の成長を支えるものであるべきですが、一方で数値化された成績は、その過程を十分に反映できない場合もあります。また、評価基準が教師によって異なることや、ルーブリックや観点別評価の活用の必要性についても意見が交わされました。

さらに、医療分野の評価と教育現場の評価の違いについても触れられ、客観的なデータに基づく評価の重要性や、教育の場における「所見」の役割についても考察が行われました。評価のあり方は、単なる成績付けではなく、学びを支え、成長を促すものであるべきだという共通認識が得られました。

対話を通じて、参加者は「良い評価とは何か」を改めて考える機会を得ました。評価を通じて、生徒の努力や成長を適切に伝え、学びの可能性を広げるための工夫が求められています。