広報の長池です。
2024年(令和6年)10月30日に笠間公民館で令和6年度-笠間市コミュニティスクール研修会-社会教育士が教える 地域が学校運営を支えるためのチーム作りと役割分担-を開催しました。
今回の研修会は今までと違い笠間市だけでなく茨城県内各地のコミュニティ・スクールの関係者が参加してくださり約90名の方にご参加いただきました。
まずはアイスブレイクで場の空気を温める
今回に限らずですがT-KNITのコミュニティ・スクール研修会では講義やワークショップなどの前に「アイスブレイク」を行います。
後半のワークショップでは各グループごとに意見を出し合ったり、なにか1つのものを作り上げるなどのことをしますが、それをするにあたって同じグループの人と仲良くなったり意見を出しやすいような空気にしておくのも必須です。
そのための一環として毎回様々なアイスブレイクの時間を設けており、今回はヒモを使っていかに早くヒモを10周させたり、「星」の形を作ったりしました。
ヒモをメンバー全員で早く回したり星を作るという一見簡単な作業ですが、実は各メンバーの連携が取れていないと意外と難しいです。
グループのメンバーで意見を出し合い、連携しないと意外と難しい作業なのでこの工程を通じてまずは各グループの親睦を深めて後半で行うグループワークに向けて弾みをつけました。
目的意識の統一が大事
前半はコミュニティ・スクールとは何かについて改めて解説しましたが、後半チーム作りに関する内容がメインでした。「チーム」と「グループ」という一見似たような意味合いのワードも実は結構違うもので、チームは『人が目的』で集まった状態、グループは『目的に合わせて』人が集まった状態のことを言います。
コミュニティ・スクールにおいても「学校をより良くしたい」「子どもたちのために何かをしたい」など何かしらの目的があって、それをもとに人が集まり協力していくのが本来の状態です。
チーム作りのグループワーク
研修の終盤ではグループワークを行いました。各自の経験や得意なことなどを洗い出し共有して、それをもとに最終的に学校でできる授業・事業活動を提案しようというもの。
各自のできること・得意なことを付箋に書き、それをまとめたり分類したりする。
私のグループでは「スポーツ」と「自然探索」が全員から意見として出たので、この2つを組み合わせた形の授業・活動という結論に至りました。このようなグループの体制ができてないと一人に引っ張られて意見が偏ることも多いですが、グループの体制や意識をしっかりすることで全員の意見を上手くまとめて最適化された状態でまとめることもできるようになります。
コミュニティ・スクールの研修依頼お待ちしております
今回はこれまでの研修会で一番多くの方にご参加いただきました。
昨年度から本格的に笠間市でコミュニティ・スクールの研修会を開催し笠間市内の学校ではコミュニティ・スクールが徐々に形なってきています。
今後はこの流れを茨城県の他の市町村や県外などより広められればと考えています。