こんばんは。

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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みなさんの通っていた小学校や中学校、高等学校はまだありますでしょうか?

さまざまな学校の統廃合が続く中で、学校の所在地は都心部に集中してきています。

みなさんはこのことについてどのようにお考えでしょうか?

⏱通学に〇〇時間?

地方で移動手段がないと言われればしょうがないのかもしれませんが、日本全国には相当な通学時間をかけて通っている児童生徒もいます。

私は小学校は公立で徒歩15分程度、中高は私立学校だったので電車で1時間程度かけて通っていました。

この程度であれば全く問題もありませんし、私立学校に通っているのだからそのくらいはしょうがないとも思えます。

しかし、そもそも近隣の学校がなく、そこに通うしかないという理由で2時間ほどかけて学校に通う子も地方にはいたりするわけです。

学校にさえいれば教育は受けられるのでしょうが、通学時間に長い時間をかけて学校以外の時間はほとんどが移動。

果たしてそれは教育の機会の保障になっているのでしょうか?

学校という場の教育を保障することだけが、教員のやるべきことにつながるのでしょうか?

💻増えるオンラインでの教育

そこで、増えているのがオンラインでの通信制教育や、オンライン個別塾。

私の担当している生徒にもオンラインでの個別塾に入塾している生徒もいます。

また、オンラインで行われている通信制学校に転校したような生徒もいます。

時々学校に顔を出して様子を教えてくれるのですが、自分で選んだ選択肢ということもあり、生き生きとした顔をしてきてくれます。

そんな姿を見ると、ただただ通うという選択肢が必ずしも正しいのではないと実感できる部分もあります。

先日、自民党総裁選に出馬した河野太郎デジタル相も高等教育の地域分散について言及されていました。

さまざまな学びをできる環境が広く地域にあるということにはメリットがあるのかもしれませんが、やはりネックになってくるのは教育費でしょうか。

💰教育はお金がかかる?

ここ最近、さまざまな教育的視点を持っている中でこのことをとても考えます。

いい教育にはお金がかかる。

当然、お金をかかわらずとも知恵と人が集まれば、そこに教育は生まれるのかもしれません。

そもそもの教育の始まりは上の世代から下の世代への伝承、伝達であるはずですから。

しかしそこを職業として持つものからすると、やはり生活との関わりは無視できません。

さらには、教育者としてより良い環境を児童生徒へ提供していく視点を考えると、やはりそれなりにお金がかかります。

私は理科の教員ですが一つ実験をするとなっても、薬品の購入、備品の購入、実験助手への給与、さまざまな観点で費用が発生します。

こう言った点を考えると、この教育界の過渡期、良くなるかどうかは現場からの声次第なのではないかなと思います。

地方教員の声も聞いてみたいですね。