こんばんは。

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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早いもので2023年度も終わりに近づいています。

学校には地域差もよりますが、春季、夏季、冬季にはある程度のまとまった時間があります。

この期間を次の学期の準備に充てるのですが、みなさんはどうでしょうか?

今日はこの学期と学期の繋ぎの時について考えていきます。

年度末、年度頭はとにかくイレギュラーな仕事がたくさん舞い込んできます。

よく、教員をやってない人から言われるのは、「先生たちは長い休みがあるからいいねー」というやつ。

確かに世間一般から見たら、中が見えないからこそそのように見えていてもおかしくありません。

ただ実際のところ、そう言った休みの期間にも仕事がたんまりとあるのが教員です。

休み=休みにはなってくれないのです。

昨日、今日やるべき仕事でタスク管理してみたら軽く20近く超えていました笑。

止まらず次から次へと仕事がやってくる、わんこそばならぬわんこ仕事です。

そんなドタバタで始まる新年度ですが、子供たちは待ってはくれません。

新年度が始まれば今度は子供たちが初めましてでバタバタ。

そのバタバタをうまくさばきながら過ごしてかなければなりません。

それ以外にも新しい先生たちの対応であったり、新システムの導入であったり、覚えることもたくさん。

授業も割と4月の上旬からすぐにスタートします。正直ゆっくりと授業準備をしている時間なんてありません。

学校現場は徐々に徐々に始まっていくと言うことはなく、初めからフルスロットルのフルアクセルで進んでいくのです。

そんな中、春休みの期間を延ばそうと言う自治体もあるようです。

「準備のための時間足りない」小中の春休み3日延長へ 高知の2市町

こう言った取り組みが広まってくれることを願うばかりです。

PBL(Project Based Learning)は、文部科学省が推進するアクティブラーニングのひとつで課題解決型学習とも言われます。

生徒児童が自ら問題を発見し、その課題を解決していくというサイクルを回していく学習形態です。

その場しのぎでできるような授業携帯ではないため、教員側も実際の授業時にはそこまで生徒児童に介入せずとも、目的や目標の設定、ある程度のガイドラインの制定は必要不可欠になります。

通常の教科型学習(SBL)とは異なり、準備に多くの時間を費やすわけです。

さて、では実際にこう言った学習法を取り入れるにあたって、ただの通常授業ですら考えるのが大変なのに、PBLの準備などできるものなのでしょうか。

今の教育、理想論は非常に高く素晴らしいものが溢れていることはわかりますが、現場の労働環境を見てみるとどの学校でも実践実践というのは現実的でないように感じます。

どの職種であろうとも、忙しい年度末、新年度ですが頑張っていきましょう。