こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。

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皆さんは私立学校における教職員組合と言われる団体をご存知でしょうか?

私自身まだまだ勉強中ではありますが、教職員組合に所属していたことでさまざまな恩恵も得られています。

今日は私立学校における教職員組合についてまとめていきます。

💭教職員組合って?

教職員組合とネットで検索すると、出てくるのはさまざまな酷評ばかりではないでしょうか?

現に私の知り合いの教員も、教職員組合には所属してはいないがために組合に対して嫌な経験をしたという話を聞いたことがあります。

組合は先生の労働環境や教育をよくするために労使間(働く側と働かせる側)の関係を改善しようとしてく団体です。

例えば、有給制度をや育休介護休の制度を要求したり、賃金についての交渉をしたりです。

他にも事例はあります。

例えば、部活動で生徒が怪我して保護者から訴えられるとなった時、公立であれば学校が訴えられることがほとんどですが、私立学校であると顧問の先生個人が訴えられてしまうことがあるのです。

そうなった時、正しい知識と時間とお金がなければ十分に備えることができません。

そこで助けてくれるのが組合という団体なのです。

管理職の理不尽な要求や辞令に対して、組合という組織団体で戦っていけるのです。

簡単に言えば、先生のセーフティーネットのような役割をしています。

残念ながらそんな安全地帯が、先生を攻撃してしまう立場になってしまうこともあるのです。

その知り合いの先生は、有給の使用について組合が取得したものなんだから、組合に入っていないあなたが使うのはおかしいと言われたそうです。

なんともばかばかしい話です。

✏️組合は学校の中だけではない

教職員組合は学校の内部組織だけではありません。

上部団体として、地区ごと県ごとというようにどんどんとその組織は大きくなっていきます。

自分の学校の組合がどこに所属しているのか、そしてどんな団体なのかは十分に知っておく必要があるでしょう。

その上で、組合に所属するとたくさんの機会に出会えます。

内々になってしまいがちな私立学校の人間関係も、外での出会いがあります。

勉強会を通して、自分の学びにもつながりますし、私立学校と労働者というマクロな視点でも物事を見られるようになります。

基本的な活動は学校内だけに収まってしまいがちですが、外に目を向けるとたくさんの人がいるのです。

さらにいうと、教職員組合の保護者の集いもあります。

保護者会ではなかなか縮められない、保護者との距離もこういった組織を媒介としてつながっていくこともできます。

これも組合のメリットでしょう。

📖おかしいことはおかしいと叫ぼう

教員をしていると、日々の忙しさに翻弄され本来であればおかしいはずであることも、おかしいと認識できず、そのままなぁなぁになってしまうことがあります。

いや、おかしいと思っていてもそれを発信する場所がなく、飲み込み続けた結果わからなくなってしまうのでしょう。

しかし、それは誰に取って得なのでしょうか?

目の前の問題を見ようとせずに隠して隠して、押し殺して。

結局のところ自分の首を絞めてしまいます。

そんな、外に出てこれない言葉をすくいあげるのが組合です。

みなさんの学校にも必ず教職員組合があるはずです。

ぜひ、一度みなさんのそばにある組合がどんな組織なのか確認してみませんか?