こんばんは!
教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。
普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。
よろしければ、ご覧ください。
皆さんは教員の働き方についてどう思われますか?
教員になりたての頃、毎日がへとへとで正直自宅と学校の行き来だけで一日が終わっていました。
貴重な休日は部活動や学校説明会、行事等でつぶれ、休めたとしても1日中寝て過ごして少しでも睡眠をとって回復しようと努める。
そんな毎日です。
果たしてこの教員の忙しさはなくならないのでしょうか?
💭なぜ、教員は忙しいのか?
では、まず考えてみましょう。
理系的な考え方かもしれませんが、何かの事象を解明するには、まず原因追及が大切になってきます。
なぜ、教員は忙しいのでしょうか??
自分の忙しさを見える化することで、解決できるかもしれません。
ひたすら自分の忙しさをつくっている原因を書き出してみましょう。
授業準備、生徒対応、ICT支援、試験の時間割作成、学級活動、LHR準備、行事準備、試験作成、、、
これは校種によっても変わります。
中高ではどちらかというと業務的な内容に、時間を割かれるかと思いますが、小学校ではまた変わるでしょう。
どちらにせよ、相当量出てくると思います。
しかし、実は教員の仕事はまだまだ抜け落ちているはずです。
もっと言うと、マクロな視点で見てしまいすぎて細かな仕事を仕事としてとらえていないのではないでしょうか?
例えば生徒対応と言っても、さまざまです。
怪我の対応で病院に帯同となると、相当な時間と労力が必要になります。
実はこの仕事の捉え方にこそ、忙しくなってしまう原因があるのです。
🤚大切なのは自分の中で線引きをすること
もっともっと細かく仕事を見ていきましょう。
その仕事、本当に必要ですか?
その仕事、あなたがやらなければならない仕事ですか?
その仕事、何に繋がっていますか?
忙しいという字は心を亡くすと書きます。
まさに、忙しさのあまり心に余裕がない状態になるわけです。
心にゆとりがなくなると、人は自分のことしか考えられなくなります。
他者に対しての思いやりに欠け、まさに自己中になってしまうのです。
そんな状態で生徒と接して、生徒の健全な成長が見込めるでしょうか?
先生方で協働して学校をよくして行けますでしょうか?
教育に正解はありません。
絶対的なゴールもありません。
だからこそ、追求すればどこまでも追及できてしまうのです。
自分の中で線引きすることも、必要な技術です。
例えば、教室整備は大事ですが教室整備をとことんやったあまり、自分の時間が無くなって生徒に目を向けられなくなったりしては、全く意味がありません。
自分の中で”やる”、”やらない”の線引きをするのが重要なのです。。
当然、先生同士のコミュニケーションで統一する部分も大事、自分の個性を出すのも大事。
掃除の話もそれをアイデンティティにしている先生からしたら、そこから学級経営が始まるわけです。
⏰はじめよう、心のタイムマネジメント
では、そんな忙しさを払しょくするためにはどうすればよいのか?
それは、【ゆっくりとした時間を過ごす】です。
忙しいからゆっくりとした時間を過ごすことができないのに、どういうこと!?と思われるかもしれませんが、このゆっくりとした時間をつくっていくことが、自分の生活リズムを整えるための重要なポイントなのです。
例えば、皆さんが予定を立てたとき、多くの方がスケジュールにそれを転記するかと思います。
スケジュール帳に予定が入っていれば、自然と別日で予定を入れようとしますよね?
だから、あらかじめゆっくりとした時間のスケジュールを入れるのです。
温泉、読書、映画鑑賞、散歩、美術館などなど。
さまざま、人によってゆっくりとした時間は異なるかと思いますが、こうした予定を前もって入れておくのです。
そして、絶対にずらさない!!
これが、行動的タイムマネジメントです。
心が変われば行動が変わります。
行動が変われば心が変わります。
自分が苦しい行動を強制的にさせられてしまえば、それはどんどんと追い込まれてしまいますが、こういったゆっくりとした時間は自分の心を豊かにします。
まずは、週の中で1回でも、月の中で1回でもそういった時間を、自ら積極的にとってみてはいかがでしょうか?