こんばんは。

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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皆さんの通っていた学校の昼休みは大体何分ありましたでしょうか?

私の記憶のイメージは授業時間は45分か50分、昼休みが10分で、午前と午後の間に長めの休み時間が大体40分くらいあったというイメージです。

今日はこの学校で流れている時間について考えていきます。

北京市の義務教育学校がニュースになっていました。

義務教育学校の休み時間を15分に延長 北京市

なんでも昼休みの時間を10分から15分に延長するとのことです。

これは子どもたちからしてみれば、嬉しいことなのかもしれません。

先生にとっても次の授業まで十分な時間で準備ができるために嬉しいと思います。

しかし記事を読んでみると、子どもの心身の健全な発達を促すために教室の外に出すというようなことが書かれています。

この写真も実際のものかは分かりませんが、踊っているのか体操しているのか整列していますね。

果たしてこれは昼休みと呼べるのでしょうか。

なんだかあのスーパーボウルのハーフタイムのようですね。

休憩時間なのに、休憩できない、むしろやらなきゃいけないことが出てきてしまっている。

もしこの昼休みにトイレに行きたいとなったらどうするのでしょうか。

よく先生なんかで昼休みになると意気揚々と廊下に出て、「用事がない人は廊下に出ない」とか、「昼休みは次の授業の準備に使うんだ」と声を大にして指導している先生がいます。

最近は全く見ませんが、公立なんかに訪問するとたまに見ます。

その光景を見るたびに、じゃあ「昼休み」って名前をやめた方がいいんじゃないかと思うのですが(笑)。

昼休みというよりも昼準備?もはや昼でもないので、準備時間。

何とも窮屈な学校でしょうか。

休み時間の考え方は人それぞれかと思いますが、私は休み時間は休むためにあるものだと思っています。

そもそも50分近い授業時間を全て集中することもできはしませんが、それでも頭を休ませる時間は大事です。

その休み時間さえも奪ってしまうとは、それも自分の仕事として意気揚々と、はたまた仕事として任務を与える管理職には何とも頭が上がりません。

すぐにでもそんな学校やめたいですね(笑)。

休み時間で今起きた授業のプチ事件について話すもよし、他クラスと交流するもよし、軽く運動するもよし、読書するもよし。

ただでさえ、1日の半分以上拘束されているわけですから、それくらいの休み時間を与えないと頭おかしくなっちゃうのではないですか?

では、授業時間に休み時間、理想的な時間配分はどうなんでしょうか。

例えば、休み時間が無駄に長すぎてもこれはこれで辛いものです。

私はそもそもの時間設定などない方が本当はいいのではないかと思っているのです。

自分の学びたいときに学びたいものを学ぶ。

そんなことすると、教科の偏りがとかいう話も出てくるかと思います。

だから、大学のように必須科目を設定したうえで、実際に授業をするのではなく、ゼミ形式でいついつまでにここまで学習してきてねといった具合に週単位で進んだり。

そんな風にある程度の自由度を持たせた中で学んでいくというのが、時間設定も必要のない理想の学校時間なのではないかなと考えています。