こんばんは。
教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。
普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。
よろしければ、ご覧ください。
皆さんは、学校図書館についてどのようなイメージを持たれているでしょうか。
私は教員になるまでは自習でよく行く場所くらいにしか思っていませんでした。
今日は学校図書館について考えていきます。
📚英知のあふれる図書館
学校によってはないがしろにされてしまいがちな学校図書館ですが、その機能は実にたくさんあるのです。
情報メディアの活用を学校図書館で進めようとする授業もありますが、まずその情報メディアの種類がとにかく多いのです。
音声メディアに映像メディア、デジタルコンテンツに実物資料とさまざま。
それらを管理することもあるのが学校図書館です。
それに加えて、多くの図書資料もです。
これらの多大な情報を一挙に管理しているのが学校図書館なわけです。
こんな学校図書館を教育活動の中で使わないという選択肢はもはやないはずです。
とはいっても先生にとって学校図書館の利用は、普段の授業に加えてプラスαの準備が必要と感じる人が多いでしょう。
これだけ素晴らしい施設であっても、使う人がいなければただの場所になってしまうというのが今の学校図書館の問題点かもしれません。
👯あり方はさまざま
1つ学校図書館と言ってもその運用の仕方はいろいろあります。
外部のボランティアスタッフを中心に運営していたり、専従の図書スタッフがいたり、はたまたほとんど機能していないというところもあるでしょう。
しかし、法律では12学級以上ある学校には司書教諭の設置が義務付けられています。
ただ、この司書教諭というのがあまりにも過重な責務を持っているのです。
そもそも司書教諭というのは普通の先生と同じようにある科目の免許を持っている先生なのです。
その先生が司書教諭の資格を取得することで、学校図書館に関するより専門的な業務を担えるようになるというわけです。
実際にはなくてもやらざるを得ない学校もあるのですが、、、。
つまり、通常の科目免許を持っているがために学校図書館に関する業務を中心にできないという学校もあるわけです。
通常の授業に加えて片手間で学校図書館を開設する。
そんな状況があるところもあるわけです。
👐アプローチはどちらから?
では、そんな学校図書館の活用はどのように進めていけば良いのでしょうか。
そして、司書教諭と教科教員のどちらから切り開いていけば良いのでしょうか。
正直これは難しいところです。
司書教諭が分からすれば、自分の専門科目以外の学校図書館の利用について具体的な部分が見えてきません。
どの単元でどのように利用するのかなどは科目の特性によるものですので、ある程度の一般的な使い方以外が想像しにくいのです。
一方で科目の教員からすれば、忙しくて学校図書館の効果的な活用を考える暇がありません。
使うとしてもそれこそ上で書いた一般的な使い方である調べ学習などくらい。
これだけの素晴らしい施設をどのように活用したらいいのでしょうか。
ということで、私自身現在司書教諭の資格を取得すべく学習中です。
もっともっと活用の幅を広げられたらなと思っています。