こんばんは!
教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。
普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。
よろしければ、ご覧ください。
みなさんが子どもの頃と比べて、生活の中で当たり前になったことはありますでしょうか?
私はその中の一つに、スマホやSNSがあります。
私は小学生の頃は、まだガラケー時代。
ようやく、mixiが出始めたというくらいでした。
今日はこのSNSと学校について考えていきます。
👮誰が、どこで、指導をする?
近年、学校でも指導の対象として急増してきたSNS関係のトラブル。
LHRなどの時間を活用して、こういった問題についてさまざまな機関から学校の児童生徒への指導や講演などをしてもらっています。
警察のサイバー対策課から人を呼び指導をしてもらっている学校もあります。
学校によっては、先生自らが子どもたちに指導をすることも珍しくありません。
しかし、この学校の在り方は本来あるべき姿なのでしょうか。
子どもたちは互いの連絡に主にこのSNSを活用します。
しかし、そのSNSを学校現場で積極的に扱うような状況は滅多にありません。
では、学校で使用しないこのSNSの使い方を学校で指導するのはなぜなのでしょうか?
確かに児童生徒間の関係がSNS上にまで発展してしまっている以上、学校で指導をすればある程度の抑止力になるので、いいのかもしれませんが本来の筋からは逸れているような気もします。
🏫学校がすべき教育は?
SNSに限らずこういった指導は学校現場によく舞い降りてきます。
例えば、生徒の帰宅時間について、勉強習慣の確立について、食生活について、ゲーム依存について、、、。
挙げればキリがありません。
これらの多くは学校でも指導をする場面は出てきます。
しかし、本当に学校がすべき教育なのでしょうか。
勉強習慣の確立は勉強なんだから学校でしょ?と言われることも多いですが、それ以前に習慣の付け方というのは、生まれて過ごしてきた生活スタイルに大きく依存するものになります。
これこそ学校ではなく家庭でつけていくものの代表作のようにも感じます。
確かに学校という場で、全員統一して指導をするメリットもあります。
しかし、必要以上にその責任を負い過ぎているように感じます。
学校は何もすべ気ではないということではなく、取捨選択が必要なのではという話です。
👹モンペという最大の原動力
と、いうのもこれらの指導を行う背景には、保護者の姿がちらつく場面もあるからです。
「うちの子が宿題をなかなかやらないんですけど、学校ではどのような指導をしているんでしょうか?」
という話はどこの学校でも一度は来るのではないでしょうか?
教員視点からすれば、そっくりそのままお返ししたいものですが、その話は置いておきます笑。
大事なのはここからです。
保護者からこういった申し出があったから、あの保護者はうるさいからと動いてしまうのではなく、一度立ち止まって考える必要があるのです。
そもそも、なぜ宿題をやらないのかを考えたのか、その子と十分に話したのか、宿題は適切なものだったのか、そういったところを考えてからの全体指導なのではないかなと思います。
何でもかんでもやれば、やりましたという実績はできるので、表面的な安心感は生まれるかもしれませんが、それは根本的な教育にはなっていないのではないでしょうか。