こんばんは。

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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しばらくいがぐりのメルマガをお休みさせていただいておりましたが、この度また再開させていただくこととなりました。

お読みいただいて、ぜひご意見等いただけたら嬉しいです。

早速ですが、皆さんは学校に届く新聞をどのように活用されているでしょうか?

📰学校にも新聞が届く?

皆様の関わりある学校では、新聞は届きますでしょうか?

私の勤務する私立学校では、多くの新聞社から毎日新聞をとっており、時にはそれらを活用した授業を展開されることもあります。

数ヶ月経った新聞は廃棄されるのですが、その日の新聞は生徒の目の届くところで誰もが見れるように設置されています。

新聞もさまざまで、読売新聞、朝日新聞、産経新聞など多くの新聞社から取り寄せています。

取り寄せた新聞は職員室周りなど、生徒の目の届く範囲で設置された後、図書館で保管され必要に応じて閲覧することが可能です。

私立学校では学校の方針によって、公立学校では自治体の方針によって新聞の扱い方は変わってくると思いますが、多くの場合はこのように対応されているのではないでしょうか?

最近ではネット新聞のみの利用をしている学校もあるようです。

♻️新聞の利用価値はどこに?

新聞の使われ方はさまざまで、授業の中の活用法、普段の情報収集、長期休暇の宿題などがあります。

最近ではネットニュースを主に活用する人も多くいるため、新聞を家庭でとっていると言うところも少なくなってきているかと思います。

だからこそ、学校では新聞の利用価値についての指導がより必要となってくるのです。

1つは情報活用能力です。

ネットニュースでは、大体の場合見出しを見た上で、自分の好みのものを選んで読むと言う形が多いと思います。

しかし、新聞の場合には各ページに割り振られる内容が決まっており、その新聞社が最も重要と思われる内容がトップにきます。

自ずと今まで関心のなかった内容にも触れられるようになるのです。

高度情報化社会の渦中において、活字で情報に触れ、思考し判断するという力はネットからは学びにくく、間違いなく必要になってきます。

そのほかにも各新聞社を比較、スクラップをして、内容の精査を行ったり、記載の内容から自分の意見を述べ、記事に対してのディベートを行うなど、色々な活用方法があります。

当然、各授業の中に転用することも可能です。

⤴️段階に合わせて発展的に

今月の1日にはNIE(Newspaper in Education)全国大会が神戸市で行われました。

NIEとは学校などで新聞を教材として活用する活動のことです。

新聞を活用した教育を広めていこうと、各校の実践事例が多く発表されたそうです。

教育現場におけるICTが発展している今だからこそ、改めて紙面で見る情報の活用について触れる必要があるのではないでしょうか。

小学校ではまず新聞に慣れるところから。

児童向けの子ども新聞などを活用して、興味関心を高めていく。

中学校ではスクラップの作成や、内容の要約を行うなど、得た情報から選択し学習すると言うところを重点的に学習していく。

理科では中2で天気図を習うので、こういったところで新聞を活用できるとなお良いですね。

高等学校では、より発展的に新聞の内容を使うと言うところにレベルアップできます。

社説などから、自分自身の意見も思考し意見を意見を持って新聞と対峙する。

教科の学びを新聞を通して日常と繋げていく。

そんな転用が新聞にはできるのです。

夏休み期間、ぜひ新学期に向けて新聞活用教育について考えてみませんか?