こんばんは。

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、個人でもブログを書いております。

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「教育に対する課題点は何ですか?」と聞かれたとき、皆さんならどのように答えるでしょうか?

私なら国費の不足、人手不足、教育力不足、、、。

さまざま挙げたくなってしまいます。

イプソス株式会社から出されたイプソス「教育モニター2024」調査レポートによると、世代間で課題に対する意識の違いは微妙にあれども、ほとんどの世代が同じような課題観をもって教育にあたっています。

教員への教育力の指導、教育に対する公的資金の不足、現代の価値観にそぐわないカリキュラムの設定。

現場での声には統一感があり、ここまで問題視ができているのになかなか教育を取り巻く環境は変わっていきません。

これは教員が悪いのか、社会が悪いのか。

悪者探しをするわけではありませんが、この問題に対してしっかりと対応していく策はあるのでしょうか。

私はどちらにもまだまだやるべきこと、もっと教育に対して向き合わなければならない点があるのではないかなと感じています。

忙しいとはいえ、、、。

例えば、教員の教育力の向上はさまざまな観点から支援ができます。

今はオンラインでの講座やセミナーが結構増えてきているので、そういった機会を学校が公に用意してあげたり、資格や何か講義を修了した場合にはそれに応じた手当や給与アップなどの配慮をするなどの方法もあると思います。

確かに忙しく人員の足りない教員であっても、TOSSのやるように授業力診断を行って教員の力を視覚化したりといった方法も。

賛否両論あるかもしれませんが、私は全員が全員教員である必要はないと思っています。

事務職寄りの教員がいてもいいと思いますし、行事専門の教員がいてもいいと思うのです。

大事なのは教育、地域、学校全体としてどのようにすれば教育力が向上していくのかということを考えていくことなのでないかなと思うのです。

また、公的資金についてもそこまでどこまで教員側が考えられているのかは定かではありません。

では、教員が各政党のマニフェストを熟読して、この政党なら教育に力を入れてくれそうだぞと全員が全員考えているかと言われるとそうでもないからです。

つまり、問題点は挙げどもそこに対する姿勢はまだまだ不十分、口だけの状態になっているのは否めません。

とはいっても忙しすぎるがゆえに日常に追われてしまうのが教員の常。

まずはそんな教員の仕事の在り方を変えていかないといけないのかもしれません。

教員の業務量を減らし、少しでも教員自身が教育と向き合える時間を担保してあげる。

また、単純に業務量を減らすのではなく、教員という職業の社会的地位を高めていくことも大事だと思います。

現時点で社会的地位がないというわけではないのですが、この先教員不足を一時的に解消するために、教員という職業のハードルはどんどんと下がっていくと思われます。

その中で、教育の質を保持していくためにはどのようにすればいいのか。

まだまだ教育という世界も考えなければならないことがたくさんありますね。