こんばんは!

教員支援ネットワーク T-KNITのいがぐりです。

普段は私立の中高教員をしており、毎日ブログを書いております。

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みなさんは親戚やお子様にお年玉をあげましたか?

もしくはもらいましたか?

私にとって学生時代のお年玉は1年間の計画を立てるとても大事なポイントになっていました。

そんなお年玉ですが、実は時代の流れと共に新しい形になってきています。

💳ポチ袋なしのお年玉

キャッシュレスが定番化しつつある最近のお財布事情ですが、その波がお年玉にも及んでいるようです。

ある調査ではお年玉をあげている親のうち、半数近くはキャッシュレスでのお年玉に賛成をしているようです。

PayPayや図書カード、Suicaなどさまざまな現金とは異なる形でのお年玉があります。

その理由として挙げられるのは、その利便性とコロナ禍による帰省などの制限があるようです。

他にもチャージ型でその利用履歴も見えるようなプリベイトカードなど、さまざまな形でのお年玉があります。

そもそものお年玉の風習や意味合いは、子どもたちのその一年を健康に無事に成長して欲しいという思いから、下記のように変化してきたようです。

お餅やお米→家業となっているもの(武士なら太刀、医者なら丸薬など)→おもちゃ→おもちゃ代としてのお金

ともすれば、やはりこのキャッシュレス化もある意味では時代の流れに則った変化なのかもしれません。

💰金融教育の一環として考えてみる

お年玉らしくないと言われれば確かに否定もできませんが、私はお年玉に限らずこの金銭授与のキャッシュレス化については賛成です。

金融教育が本格的に指導要領の中に組み込まれるようになり、高等学校の家庭科の教科書にもキャッシュレスについての記載があります。

現金も元をたどれば、それが物々交換の上での共通価値になっているという信頼のもとで、成り立っている制度ですが、キャッシュレスとなるとよりそのイメージがつきやすいのではないでしょうか。

ビットコインの話なども含めて子どもたちに伝えられそうです。

お小遣いやお年玉にキャッシュレスを選択する際には、ただ単純にその利便性のみを取り上げるのではなく、せっかくですからそこから広がるお金にまつわる教育を絡めてみるのもいいのではないでしょうか。

何にせよ、学校ではキャッシュレスとは何かを教えてくれても、なぜキャッシュレスがここまで広がっているのか、目に見えないお金で買えるのか、物価がどう変動してきているのかと言ったことまでは教えてくれません。

学校では教えてくれないけど、生きていく上で必要な知識ですよね?

💕思いを贈る

と、まぁいろんな視点でお年玉を見ましたが、やはりなぜそもそもお年玉を渡すのかという原点回帰が起きるでしょう。

私は偏に子どもたちに思いを送る所作だと考えています。

何の理由もなしにお正月だから、お金を渡すということではなく、1年の始まりの区切りの時だからこそ、1年間の成長と活躍を祈って渡す。

それであれば、お金だけに限定する必要もないのでしょう。

生まれたての赤ちゃんにお年玉をあげても何も意味がわかりませんしね。

相手のことを思い、相手のためになるものをと考えた時、みなさんだったら今思い浮かんでいる人に何を送りますか?

また、これまで貰ってきたお年玉をまた改めて思い返し、受け取った思いをまた誰かに託していくという、思いの循環をイメージして渡していきませんか?