学校の先生は本業以外の仕事をしてはいけない。そんな風に聞いたことはありませんか?

実際、探してみると本を出したり、講演を行ったり、ブログや、投資を行っている教員はたくさんいます。

そういう教員のほとんどは「その仕事はして良いですよ」と学校に許可をもらうのが兼業申請です。

しかし、学校の先生のほとんどは先生以外の仕事をしてはいけないと思っています。

その理由としては

  • 本業(教員の仕事)が疎かになると思っている先生から反発をもらう
  • お金を稼いで私利私欲のために使う(と思われる)

のが大多数です。

今回は教員でありながらそれ以外の仕事を5つも持っているhopeful先生にインタビューしました。

  • 教員なのにどうしてそんなに仕事ができているのか?
  • 兼業を行う時のコツは?
  • 実際、複業(副業)・兼業をしているとどんなメリットがあるのか?

教員しながら他の仕事も持ちたい!と思っている方はぜひお読みください!

hopefulさんのプロフィール

中高一貫校の私立学校で英語の教員をしている13年目の教員。教員の他に住職、投資、不動産、株、セミナー講師、コンサルティングなど多岐に渡って複業を行っている。

8つ掛け持ちしてます。

教員の立場での副業・兼業について

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ソルティー
教師の立場でどうして兼業っていうものをやったんですか?普通やろうと思わないじゃないですか。
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hopeful
正直いろいろ経済の勉強とか社会情勢とか見てたら、その一抹の老後の金銭的不安っていうのがずっとあったんですね。

僕は家の家業があって、いずれ教員をやめないといけないっていうのがあったんですよ。
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ソルティー
仕事にリミットがあったんですね。
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hopeful
5年以内だと思ってたんですけど…、結局、気づいたら5年どころか13年。そろそろ全く違う理由で辞めるんですけどね。

経済的一抹の不安があったので始めたのが、最初の動機といえば動機ですね。
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ソルティー
やっぱり最初の動機はお金の不安って誰しも多いですよね。
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hopeful
まぁ、そうですね。実際、副業・兼業やりたがる教員は多くないです正直。
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ソルティー
やっぱりそうなんだ。
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hopeful
副業とか兼業っていう概念自体がないし、まぁ、後でも話そうと思ったんですけど、ルールを守ってやるっていうのがあるんですよ。
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ソルティー
あー、ルール…。守ってると中々先に進まないことも多いですね。
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hopeful
ルールを守るのももちろん悪くはないんですけど、GoToキャンペーンが破綻しかかっていたり、もう従来通りやったら、明らかにうまくいかないってわかるじゃないですか?
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ソルティー
うんうん。新しいことやりたいなら、今まで通りじゃないことをしなくちゃいけないですね。
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hopeful
既存のルールをつくったままゴリ押ししようとしてコケているわけです。

柔軟にルール変更とか、時代に合わせてやっぱりやめますとかって言わない。今、教員が副業しないのって、全く構造はおんなじ。
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ソルティー
なるほどね〜。ルールよりもその先が見えないとね。
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hopeful
時代は変わるし、明日何が起こるか分からない時代になっているのに、「まだ兼業はしてはダメだから、ルールが変更になるまで待ちましょう」とか言っていたら、明らかに旬を逃しますよ。

だからその考え自体がもう、子どもたちに害ですよね。
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ソルティー
子どもたちに何かしら影響でますね。「そうか、上が駄目って言ったら自分の考えを押し殺さなくちゃいけないのか…」って残念に思いますよ。
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hopeful
子供たちは全く違う未来を生きるのに「いつまでそのルールに縛られて、そのルールの状態でやっているの?」って僕は思うんですよ。

別に今の教育を否定しているわけではなくて、そういう時代を生きているっていうことを教員は思ったほうがいいんじゃないかなって。
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ソルティー
時代の移り変わりですよね。Society5.0も来るし。
Society5.0とは?

『超スマート化社会』として現実世界と仮想世界を繋ぎ、AIなどを活用して量や質の最適化を図っていく世界。既存のルールや、構造はほとんど変わっていくと言われ、時代の大変革が訪れる際に使われる言葉。

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hopeful
そうそうそう、ちょうど教育の過渡期ですよね。

教員は副業・兼業をやっていいのか?

利他の精神があればルールがなくてもやったほうが良い

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ソルティー
教員の立場で副業・兼業ってオッケーなんすか?っていう質問も来てますね。(LIVE中継しながらのインタビュー)
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hopeful
基本的に兼業届けって公立だったらあるんですよ。

ただ、前例がないから通るまでに何か月ってかかるっていうのは大体の筋なんですね。
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ソルティー
へー、何か月もかかるんですね。僕だったら待ってらんないなぁ。
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hopeful
たぶん、県によっても多分違うし、前例がない。結局お役所って前例主義だから、前例のないものを通すのって大変じゃないですか?

学校現場はゴリゴリの前例主義ですし。
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ソルティー
前例がない…。って、新しいことは次々生まれているのに、ほぼ前例なんかないと思うんですけど(笑)。
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hopeful
いちいち許可を取ること自体がナンセンスだって。

歴史とか、新しい物語をつくるときっていちいち許可とっているかって、許可とってないじゃないですか。何やってんのって感じですよ本当に。
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ソルティー
そうですね。いちいち「ここの道通っていいですか?」みたいなこと言わないですよね(笑)。
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hopeful
そうそう。もっと言うと、「ここの道作っていいですか?」みたいに言って、新しいこと開拓する人なんて誰もいないじゃないですか。
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ソルティー
そうっすね。基本的にダメって言われる。っていうか、無理とも言われた。それでもやっちゃうけど(笑)。
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hopeful
でも、もちろんそれじゃルール破ることになるねって。そりゃそうです。

ただ、それが何のためにやるのかっていったら、明らかに副業とか、パラレルワークって兼業をした方が学校のためにも、子どもたちのためにも、世の中のためにもなるって僕は確信したからやっている。
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ソルティー
根本のビジョンが世の中のためにって志だったら良いですね。僕も結果、うまく行ってるし(笑)。
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hopeful
それが、自分の私利私欲とか。ただお金を儲けるだけとかだともちろん良くないです。いや、お金は大事ですけどね。
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ソルティー
利他の精神があるかどうかって感じですね。

兼業申請を通すコツは?

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ソルティー
兼業申請を管理職に認めてもらうコツはなんでしょう?
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hopeful
公立だったら兼業申請みたいのがあって、大体学校の先生の兼業って本出すとかセミナー、講演会に行ってお金もらおうとか、そんなもんじゃないですか?
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ソルティー
大体そうなりますね。
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hopeful
そういう人は兼業届出していると思いますよ。表ざたになっているというか。

まぁ、要するに学校の業務に支障がなくて、なおかつなんたらなんたら条件するみたいな、なんかあるんですよそういうのが。
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ソルティー
学校のニーズと合っていれば…みたいな感じですかね。
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hopeful
まぁ、それにマッチしているんだったら、どうぞ出してくださいって感じなんです。ただ、何回も言いますけど、待っていたら旬を逃しますよっていう話。
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ソルティー
つまり兼業申請通すよりやれってことですね。とりあえずやるってシンプルですよね。でも、それが学校ではできない。
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hopeful
ホント。ビジネスするとか、価値を創出するときに待ちます?
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ソルティー
待たない待たない。っていうか、価値(サービス)を待ってる側が待たない。
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hopeful
うん。だから起業の本質っていうのは価値を創出すること、アイデアを形にするってことです。

だから、もともとアイディアを形にする能力を子どもたちに教えるっていうのは僕は教育の本質だと思っているんです。
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ソルティー
学力、学歴の社会ではなく、社会に行った時にどんな仕事だろうが実際に役立つ教育が子どもにとっても良いですよね。
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hopeful
ただね、それ自体を先生がやっていないことが大問題。だから。今とん挫しているんですよ。いくら新しいことやっても、やる側がそれを分かっていないんです。
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ソルティー
逆に言うと覚悟を持たなくちゃいけないのかもしれないですね。自分で生きるとか。
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hopeful
あぁ、そうそう。いい時代ですよ。だって自分が感じたこと思ったことを形にできる時代ですから。
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ソルティー
本当に、自分自身の人生とか物語に責任を持って、行動し、自分で考えていくっていう。
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hopeful
だからぶっちゃけた話、僕が大体ロスジェネ世代ですから30代後半から40代…。そこはある程度考えなくても人生のレールが敷かれてた時代じゃないですか。
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ソルティー
そうっすね。ギリギリ、僕の世代のちょっと上かな。
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hopeful
大学に行って、働いて、そこそこ給料もらって、60歳まで働いてみたいな。だから終身雇用崩壊っていう割には、その流れがだいぶ残っている世代なんですよね。
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ソルティー
まだ根強く残ってますけど、もうみんな気づいてますよね。
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hopeful
うん。だから、極論いうと考えなくても生きていけたというか。

考えない方がそこそこ豊かさの指標の波に乗っていける世代だったのかもしれないですね。だから、悪くないんですよ、全然。
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ソルティー
うんうん。これから変わりますね。
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hopeful
これからどころか、激変ですよ。

コロナは、まぁコロナ前から結構いろいろありましたけど一気に変わるんじゃないですかね、これで。
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ソルティー
コメントも来てますね。うちは私立ですが、所属長の許可を得ること。つべこべ言わず、その一文だけやるのが良いんですね。
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hopeful
うん、もうどうぞやってください。許可じゃなくて、自分がやるかですからで、ばれたらどうしようって思う人いると思うんですけど、ばれたらどうしようって思うからばれる
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ソルティー
うん、引き寄せちゃう。
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hopeful
そうなんですよ。気にしないで自分のやりたいことやったほうが良いです。

教員の兼業申請をやるのに足かせがある場合の対処法

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ソルティー
兼業をするのに足枷あると思うけどって来てますね。
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hopeful
まぁ、その足枷っていうテーマだけでも、相当深いテーマなんですけど、そこは特に時間はそうですね。例えばこれは本当にある話ですけど、僕は時間の概念っていう時間の足かせをきちんとクリアにするのが大事かな。
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ソルティー
マインドフルネスですね。
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hopeful
そう。瞑想とか取り入れてやる。時間がなぜ余るかって言ったら、職員室って中学校、高校と分かれている。中学校にいて、高校の先生に会いに行く用があるわけですよ。
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ソルティー
ふむふむ。
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hopeful
会いに行きたいし、でも実際遠いから、次の時間行こうかなって頭で意図するじゃないですか。その瞬間ガラガラガラって向こうからその先生がやってきたりする。
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ソルティー
すごい。魔法みたいですね。あれだ、思考の現実化ってやつですね。
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hopeful
そう、でも、これは結局忙しいって思ってる人には訪れないんですよ。テストの採点も6時間かかるって思った人は6時間かかるんだけど、あ、これ全然半分で終わるじゃんって思ったら半分になるんですよ。
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ソルティー
量子力学の世界ですね。
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hopeful
あ、そう。量子力学の世界って本当にあって。本当にその状態になるっていうことが分かってたら時間って余る。教員ですら余る。周りは働き方改革とか制度を変えるとか言ってますが、制度じゃないんですよ。
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ソルティー
そうなんですね。心がすべて作り出しているんですね。
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hopeful
制度を変えたところで、その人の中身が変わっていなければ、いつもこのパターンでしょ。制度を変える制度を変える、改革する改革するって、それを運用する大人が全く思考が変化していないのに、また元に戻っているでしょ。いつものパターン。
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ソルティー
そうですね。
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hopeful
これが思考のパターンなんですよ。これが足かせの正体なんですよ。
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ソルティー
うん、中から変える。外から変える。両面揃って始めて本当の働き方改革ですね。
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hopeful
中から変える人、外から変える人、両方あっていいんじゃないですか。

教員と兼業と必ず絡むお金の問題について

教員はお金のブロックが強すぎる問題

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hopeful
でももっと言うと、多くの先生を敵に回すかもしれないですけど、先生ってお金に対しての足かせがありすぎる。

稼ぐとか、お金を受け取るってことに対しての抵抗感がありすぎるから、お金を稼ぎますって言った瞬間に=悪になるんですよ。
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ソルティー
そうっすね。それはめっちゃ感じます。
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hopeful
でも、それって本人たちが悪いんじゃなくて、いろんなことが原因でそうなっているんです。

まぁ、お金に対するのは日本全体の問題ですけどね。
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ソルティー
もう教育自体がそういう風にお金に対することに蓋をしてますからね。教育は無償でやるべきって思われ過ぎているというか。
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hopeful
そう、教育自体が金銭感覚を麻痺させている。それはもう日本の金融の根本的な問題ですね。
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ソルティー
稼がれたら困るっていうのも…なぁ。
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hopeful
そう、稼がれたら困るし、学校自体がお金に目を向けないようにする教育のしくみだったんですよ。だって、学校って労働者を育てる機関だから。
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ソルティー
そうですね。だって自分の力で稼ぐって管理下に置けないってことですし。
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hopeful
実業家とか起業家を育てる…。価値を創出するっていうことで、そもそもつくられていないからおかしなことになったんです。
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ソルティー
アントレプレナーシップ(起業家精神)大事ですね。
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hopeful
でも、最近ちょっとずつ変わってきていますね。総合学習とか探究学習とかで価値を創出するっていう風。

ただ、実際にそれを運用しようとしている大人がそうじゃないからこけているんです。
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ソルティー
そうですね。分かってやってらっしゃる方、どれだけいるのかな…。
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hopeful
実は全く分かっていないんですよ。僕もわかっていない側だったけど、やりながら気づいていったって感じですね。

価値を提供したらしっかりお金を取ったほうが良い

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hopeful
ちょっと話それますけど。教育業界の単価の安さは、あれはもう病的です。
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ソルティー
ははははは。ホントに(笑)。これは先生に限らずですが、無料でしか受けないって感覚の人は多いですね。
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hopeful
あれは絶対にやってはいけない。すごい有名なとかすごい著名な人が、3時間2000円とか3000円とかでセミナーとかやっているでしょ。
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ソルティー
うん。
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hopeful
あれは僕は正直やってはならないと思う。それをやると何が起きるかっていうと、この人で3000円だったら、自分なんてできないって思うから。再現性がなくなっちゃうんですよ。
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ソルティー
周りができないって思っちゃうんですね。
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hopeful
本当はお金の価値は関係ないんですけど、それを無料とか、そんな小さな価格でやるから、教育にお金をかけるとか、自己投資するっていう考え方が生まれないんですよ。
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ソルティー
うん。お金は感謝のエネルギーですからね。
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hopeful
良いものは高いっていう感覚で、きちっと覚悟決めて学ぶってことをしていかないと人は育たないんですよ。

教員は学校の仕事だけをすることでどんな意味があるのか?

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ソルティー
hopefulさんって、働き方改革とか兼業とかいろんな視点で見ているじゃないですか。そんな中で学校じゃないとできないとか、学校だからいいよねっていうのってあるんですか?
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hopeful
その質問に対して僕すごい考えたんですよ。極論ないです。
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ソルティー
ない(笑)。
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hopeful
あの、こう言うオンラインがなかったら、あるって言ってたかもしれない。
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ソルティー
ああ。なるほど。
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hopeful
結局英語で言うと、オルタナティブ。

「オルタナティブ」は、「二者択一」「代案」「代替品」という意味のカタカナ語です。 また、「代わりとなる新しいもの」という意味もあり、既存のもの・主流とされるものに代わる何かという意味も持ちます。

出典:「オルタナティブ」の意味とは?例文や英語・反対語も解説
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hopeful
オルタナティブ教育とかっていろんな空間、その、いろんな代替物っていうかこの変わるものがいくつもできている。

今で言うとN高とかN中とか、フリースクールとか昔はそれがオルタナティブっていう学校とは別のものっていう括りだったんですよ。今、違うんですね。今は、教育機関のうちの一つになっているんですよ。
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ソルティー
うん。これからたくさん出てくるでしょうね。
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hopeful
そう、たくさんあるうちの一つなんですよ。昔は学校か社会だったから、学校が中心にあって、それ以外に、その学校からあぶれた人が違うものやるとか言ってたんですが僕は変わると思います。

もっというと、既存の学校の形はどんどん崩れていくと思う。だってもう現に崩れて行っているから。子供たちは普通科で成り立っていないでしょ。
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ソルティー
うん、だっていかないし学校に。子どもが学校行きたくないって言っている。そういう子、めっちゃ増えてますよね。
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hopeful
何のためにもなく、普通科の大学ってなったら借金までして大学に行くわけでしょ。

それで、借金抱えて社会人になって払えませんってなっている人たち…。もう完全にこれ、悪徳商法みたいじゃないですか。
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ソルティー
はははははは。いや、まさにそうかも。奨学金で苦しんでいる人もたくさん知ってますよ。
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hopeful
いやいやいや本当に。そこに年間200万も、4年間で行ったら800万円、生活費も入れたら1000万近く親はお金をかけるわけでしょ。何ビジネスっていうのかな…、貧困ビジネスですよね…完全に。
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ソルティー
うん。とんでもねえビジネスかもしれない。
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hopeful
それなのに教育ローンを組む人たちが時々学校に来るんです。「これは低利子で、今なら受かる前に申請したら、お金が受け取れます」って言うんですよ。それ借金やろって。
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ソルティー
結局、入るしかないって人もたくさんいるんでしょうなぁ。
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hopeful
なのに、ドリームプランとか言ってそれ借金じゃないですかって。こういう事を平気でやるから教育が壊れていくんです。これが貧困ビジネスの実態なんですよ。
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ソルティー
ホンマに…。社会に出て、お金を返すために働くみたいになってる人たくさんいるもんなぁ。
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hopeful
じゃあ、学校現場の先生たちにあるかっていったら「とりあえず大学には行かせないと」って言うでしょ。

「いや違う」って言いたいですよ。そうなっていることがもう悲しいですよね。だから頭止まっているんですよ。
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ソルティー
その子が、どう生きたいかって視点が抜け落ちちゃってるんですよね。
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hopeful
そう。だから、極論ないです。
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ソルティー
現状、ないですね…。
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hopeful
うん、僕は何度も言うんですけど、学校好きですから、いいところ言えと言われたらいくらでも言えますよ。だけど、学校だけしかできないかと言われたら、そんなことない。
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ソルティー
うんうん。これから多様性もキーワードですからね。

教員が兼業する時に必ず出てくる『職務に専念する義務』をどう捉えるか?

守ってばかりじゃ何も生まれない

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ソルティー
教員には職務に専念する義務ってありますよね。それはどう思ってますか?
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hopeful
それはしたっていいと思うんですよ。それがもし、必要だと思ったらしたらいいんですよ。
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ソルティー
なんだ、法的根拠にされちゃうから兼業って難しいんじゃないかなって思ってました。
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hopeful
うん、と、思うんだったら、それでいいと思う。
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ソルティー
思いますね。ってか多くの教員がそう思ってると思う。
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hopeful
自分が1つの仕事だけをやったらいいと思うんだったら、それをやったらいいと思いますよ僕は。

ただ、僕は違う。物事をつくる、生み出す時に、何度も言うんですけど、ルールをひたすら守り続けた結果が今なんですよ。
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ソルティー
なるほど。
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hopeful
ルールを守るって言うのは一方で思考を停止させているって言うことですから。
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ソルティー
まぁ、自分で考えなくてすみますもんね。
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hopeful
自分で考えなくていいから、そうなんですよ。

で、生み出す時には必ず守・破・離ですから。守ったって破らないといけないんですよ。
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ソルティー
まずは守る、そして破る。そして離れる。
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hopeful
そうなると離れていかないといけないからって千利休はずっと言っているのに、日本の場合は守・守・守なんですよ。常に。
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ソルティー
ははは、守・守・守。分かりやすいですね。
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hopeful
守・守・守です。マジで守りです。
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ソルティー
守りまくりですね。
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hopeful
守って守って守ってって言うから、今この状態なんですよ。今の政府が一番わかりやすいじゃないですか。

柔軟にものを考えられないようにこれだけ露呈しているのに、まだやっているのって思いますね。
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ソルティー
今までそう生きてきた人にとっては、言葉はきついかもしれないけど、うん。確かにそうなんですよね。
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hopeful
だからいいんですよ、ルールを守って職を全うして一つの頃をやるって言うのが正しいと思ったら、それを貫いたらいいと思います。

でも、兼業するとか副業するとか新しい価値を生み出したいのであれば、その考え方だったら、永遠に行かないよって話。
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ソルティー
自分の考え方で全て変えられるんですよね。

教員よ、変化を恐れるな

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hopeful
子供たちが今の既存の学校教育とマッチしているかと言われれば、マッチしていないと思うんですよ。
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ソルティー
僕もそう思う。
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hopeful
だからこそ、生み出す側の人間が中にいないと、いつまで経っても変わらないんですよ。それを外から求めたところで、あなた自身が変わらないから。
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ソルティー
誰のためのルールなのかが一番重要。誰のためにあるのかなって、今を生きる人のためにあるのかなって思います。

そう言う点でやっぱり、ルールも変わっていかなければならないんじゃないのかなって。
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hopeful
そう思うんですよ。ダーウィンも言ってるじゃないですか。種が唯一生き残る最大の条件って変化し続けた種しか生き残っていないんですよ。
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ソルティー
うん。
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hopeful
だから、既存のものっていうのはどんどん移り変わっていくし、仏教でも諸行無常っていうじゃないですか。常に移り変わっている。

だから、本質は変わらないんですよ。本質はよくなりたい、変わりたい、成長したい。魂っていうのは変わらないから、魂のいい条件っていうのは成長すること人の役に立つこと。

その時に変化するってこと必ずはつきまとうんですけど、変化する瞬間っていうのは人は怖いんですよ。恐怖を感じるんです。これコンフォートゾーンっていいますけど。
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ソルティー
そうっすね。
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hopeful
だから、結局変わった時に怖いっていうのは、だから職員会議でも誰も発言しない。嫌われたらどうしよう、変に思われたらどうしよう。

自分がどう思われているのかっていうから誰も手をあげない。構図が全部同じなんです。
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ソルティー
僕の話ですが、僕一番最初の思考停止していた時は、ブラック企業に入っていた時でしたね。
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hopeful
あー、言っていましたね。
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ソルティー
その時は、これやったら怖いとか失敗したらどうしようとか考えていたんですよ。

だから何も動けなかったんですけど、辞めるっていう選択をして、自分って何が楽しいのかとか、何ができるのかって考え出してから、自分の人生が歯車が回り出したんです。
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hopeful
初めて自分の頭で考え出したんですね。
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ソルティー
で、わかんないこととか、やったことがないこととか、どうなるか全くわからないことに対して、昔は不安だったんですけど、今はこれが正解だなって。
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hopeful
いいですね。

遊びながら働き、働きながら遊ぶ時代が来た

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ソルティー
このティーチャーズアソシアっていうオンラインコミュニティを立ち上げるのとか、そもそも今回のこのカスタムライブストリーム配信でインタビューなんて初めてですよ。
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hopeful
あ、初めてなんですか、イエーイ。
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ソルティー
初めてなんですよ。初めてやっているんですけど、何とかなっているんです。

皆なんかコメント楽しいなぁとかって、なんかこう失敗するほどこうワクワクしてきたりとか、やったことないことだからワクワクするっていう。
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hopeful
いいですねぇ〜。
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ソルティー
子供の頃の本当の好奇心みたいなものが、大人になると忘れちゃうんじゃないかって思っていて。

それがちゃんと呼び戻されると自分の本来の姿で生きていけるのかなって。
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hopeful
そうそう、だから極論言うと遊びなんですよ。
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ソルティー
遊びっすね(笑)。
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hopeful
だからこれからの時代のキーワードは、遊びながら働き、働きながら遊ぶです。
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ソルティー
うん。親って遊びはするなって、ちゃんとやることやってから遊びなさいって言っちゃうと思うんですよ。

でも僕は遊びから今の仕事に繋がってる。だから、自分の子供に遊びながら、勉強しろとか。もしくは、仕事になるまで遊びなさいって言うんですよ。
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hopeful
あー、最高ですね。そうそう、分けて見ないって言うね。
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ソルティー
そのまんまやってそれで、それで役に立てるように極めろって。

学ぼうと思ったらどんなものからでも学べるんですよね。
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hopeful
それって本当にいいんですよ。

でも大人がやったことがないから。やっぱりまだ見たことがないものは怖いし、世間体もあるしいろんな縛りの中で生きていくから。

まぁ、縛りがある時って勝手に縛りって思っているだけなんですよ。
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ソルティー
勿体ないっすよね。
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hopeful
だから僕はやめたんですよ。最近、職員会議とかで「もうやめませんか」って、「お互い考え方変えずに言い合う時間って、そもそもこの時間って無駄ですよ」って。
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ソルティー
なんて言われました?
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hopeful
いや、しーん…ですよ。
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ソルティー
しーん…笑
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hopeful
しーん…だったけど、面白いことに後からチョコチョコっときて、「あの発言は良かったよ。」ってね。でも、その時言ってよって思いますよ。
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ソルティー
はははははは。そうっすよね。俺だけ寂しいよって。
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hopeful
でもこれを続けて行ったんですよ。コツコツコツコツ。
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ソルティー
あー、大事っすね。いきなり変われませんからね。
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hopeful
まぁ、実はそういう戦略だったんですけど。

兼業・副業するためには教員自身が「できない」という思い込みを外す

他人に依存しない。自分も同じ土俵に立っているという自覚を持つ

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ソルティー
僕の働きとしては、やっぱり伝えたいなとは思っているんですけど、なかなか伝わらないから、こういうインタビューとか、トークライブセミナーとかやって、他のオンラインサロンとは違うこう考え方で突き進もうと思っているんですけど。
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hopeful
そう、だからソルティーさんがやるようなこういう小さいメディアって、このマイクロメディアっていうじゃないですか。マスメディアじゃなくて。

すごい有名なインフルエンサーがいるかって言われたらいないじゃないですか。
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ソルティー
いないっすねぇ。
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hopeful
でも、これからはインフルエンサーも消えるし、マスメディアも消えるし、こういうソルティーさんが自分の想い一つで作ったこういう小さいメディアこそが残るんですよ。

マイクロメディアがこれからたくさんできていって、その中で仕事が生み出されたりとか、そのコミュニティがいくつもできて、時には集まったり、ときには離れたりっていうことをくり返していく時代になりますよ。間違いなく。
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ソルティー
そういう場を僕たくさん作りたいんです。いろいろと、出たり入ったりと。
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hopeful
今ほとんど、そのマスメディアからはだいぶ皆さん撤退しているんですけど、YouTubeとかインフルエンサーっているじゃないですか。
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ソルティー
いますねー。
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hopeful
そっちの方に傾いて、また思考が停止しているって人いっぱいいますよ。
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ソルティー
じゃあ、彼らの行く末は…。
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hopeful
この人が行っていれば大丈夫みたいな。大丈夫じゃないって。ははははは。
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ソルティー
そうですよね。インフルエンサーも結局ただの人。その人の考えで動いているだけであって、あなたも同じ土俵ですよってことを言いたいんですけどね。
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hopeful
そうそうそう。依存しちゃあかんです。
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ソルティー
まあ、そういう点で僕も影響力つけてちょっと目を覚まさせてあげたいとはちょっとくらい思うんですけど。それは自然発生的に生まれるかな〜。

有名になりたい!は本質じゃない
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hopeful
だから不思議なんですよ。

僕なんか一個も有名じゃないし、全く外にも出ていないし、メディアもYouTubeなんかもやっていないんだけど…。

僕が今、セミナー、コンサルやっている人の中には、誰とは言えないですが、僕より圧倒的に知名度がある方がいます。本を出版したり、数千人、一万人を超すTwitterのフォロワーがいる方などです。
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ソルティー
偉いか偉くないかじゃないんですよね。
avatar
hopeful
要するに、その教育インフルエンサーって呼ばれている人たちですね。そういう人たちをなぜか無名の僕がやっているんですよ。
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ソルティー
うん、関係ないですよね。
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hopeful
全く関係ないんですよ。

教員はもっと自分自身を俯瞰してみることが兼業に繋がる

インタビューをしていて思いましたが、単純にお金を稼ぎたいという、誰かについていってるから安心のような依存体質では兼業をしても幸せになれないなと感じています。

本当に大事なのは「あなた自身がどうしたいの?」ということ。

この点を忘れてしまっては、自分自身の本当の幸せに近づくことはできない。

まず一歩目は自分自身との対話をすること。相手といっぱい話すこと。

そして、過去にどんなことがあったのか?を探り、「そんな出来事があったから今の自分がある」と肯定的に捉えていくこと。

これができると軸が定まり、自然とやりたいことが見つかり、兼業・副業にも繋がっていくんだなって気持ちになれました。

ありがとうございました!