ICTを導入してみたものの効果的な授業での使い方が見当たらず、教室での出番はゼロという学校も少なくないのではないでしょうか?
これまでの授業にQuizletを利用した時間を入れれば、それだけで子供たちの学びは活性化し、授業時間を超えて学習に向かう姿勢を見ることができます。
この記事を読めば
- Quizletはどんなアプリなのか
- 他のクイズアプリとの違い
- Quizletアカウントの作成方法
- 学内で導入に至るまでの手順
について理解できます。
Quizletとは?
さまざまな学習モードでアクティブに勉強できる、オンライン学習ツールです。
教員の作成した学習セットと呼ばれる単語カードを共有できるだけでなく、生徒が自ら作成することもできます。
暗記するためだけでなく、授業に取り入れることでゲーム感覚で学びへと向かう姿勢を育みます。
学習の進捗状況も確認できる上に、学習セットは作成したものが全ユーザーと共有されていますので、教材作成に時間がかかることもない教員の強い味方です。
無料で利用できるので、使わない手はありません!
Quizletと他のクイズアプリとの違い
Quizlet以外で筆者の知る限り、クイズ系ツールは下記の3つがあります。
Kahoot!
問題に時間制限がついているため、質問に対する知識や理解度を確認することができます。
問題が生徒端末に表示されない(選択肢のみ)のが玉に瑕ですが、パワーポイントファイルをクイズにインポートできるのは、ほかにはない強みです。
Gimkit
現在無料版の使用はありませんが、Pro仕様を30日間お試しで試せます。
他のQuiz系アプリとは違い、ゲーム上のお金を稼ぐことで他プレーヤー(チーム)と競争します。
正解すればお金が稼げて、間違えれば減額されます。
目標達成金額を定めて最速到達者を優勝とするモードや、時間で区切り最も多く稼いだものを優勝にするなど、競技性を変更できるのが醍醐味です。
すべてクイズ機能としては同じようなものですが、
- 多様な学習スタイルに対応している点
- 教材の豊富である点
- 操作が簡易的な点
このような点から僕はQuizletを愛用しています。
Quizletを導入する手順
①事前に用意する端末
- インターネット接続できる端末(タブレット、PC)
→Liveプレーなどの同期型の学習の際にインターネット接続環境が必要です。自学習の際は特に接続はいりません。 - Quizletアプリ(無料)
これは他のクイズアプリと何ら変わりません。
②アカウントの購入
現在、法人としての購入形態はないようですが、2〜49人のアカウント購入では20%オフ、50人以上のアカウント購入で25%で先生用のアカウントを利用することができます。
先生アカウントは年間¥4100なので、
2〜49アカウント | 20%オフ | 3280 円/人 |
50アカウント以上 | 25%オフ | 3075 円/人 |
となります。
教科により使用率は異なるので、学校全体で導入するより、利用したい教員の分のみ購入するのが得策でしょう。
③導入する時に学校として導入できない壁に当たったら…?
学校で導入をしたいと考えても、学習効果など目に見える成果が見えないと、学校として導入する前に壁に当たることになります。
まずは、業務負担や授業力工場のための自己投資だと思い、この記事を読まれている先生が個人で導入してみてはいかがでしょうか?
それだけでも十分に多くの恩恵を受けることができます。
実際に筆者がそうでした。
これ以降の記事でより詳細に記載していますので、ご一読ください。
Quizletアカウントの作成方法
QuizletのHPへ移動します。”新規登録”クリック。
アカウント登録はGoogleとFacebookと連動していますので、GoogleClassroomとの相性も良く一括で生徒を招待できます。
連動した場合は、その後Quizlet上で扱うユーザー名の登録が必要です。
ここまでは、生徒も先生も同じ操作になります。
この後に、先生か保護者の選択で先生を選択すると、クラス作成ができるようになります。
作成したクラスで、”メンバーを追加”を選択することでメールアドレスかユーザー名、GoogleClassroomから生徒を招待することができます。
あとは、作成した学習セットをクラスに追加すれば、生徒はいつでも次ページの7つの学習モードで学べます。
QuizletはICTが苦手な先生でもできる
アカウントの登録は無料かつ簡単です。
ICT苦手という方でも、このページ通りに進めば5分ほどでアカウント作成ができます。
どんなに優れたツールでも、まずはご自身で触れてみないことにはその利便性を体験できません。
まずはお近くの先生と一緒に、Quizletを楽しむことから始めてみてください。
Quizletで実際に何ができるのか、授業でどのように取り入れればいいのかについては、この後の記事で詳しく記載してありますので、ぜひご覧ください。