取手市で行われた第四回こどもアートフェスタに出店してきました。
こどもアートフェスタについてはこの記事をお読みください。
▶第四回こどもアートフェスタ in 取手でプログラミング教育ブースを担当します
今回行ったのはSphero社のSPRK+と絵本を使った2種類のプログラミング教育です。
今回はSPRK+(電子ボール)の成果をちょこっとシェアします。
プログラミングというワードは保護者間では結構敏感
イベントスタートと同時にこのブースに一目散に飛んできて、「このブースに行こうと思ってきました!」という方や、
「まだやってますか?」とイベント終了ギリギリ滑り込みでブースに予約する方など、プログラミングというだけで、かなりの人が注目してくれていたのに驚きでした。
プログラミング教育が…というよりは、
「ロボットや、ITと言った分野に少しでも触れさせておきたい!」
そんな想いを持った保護者がほとんどでした。
「2045年にはほとんどの仕事がロボットに変わる」という文章が保護者との会話で結構出ていたので、子供の将来について不安なのかもしれないという感想を持てました。
プログラミングでは幼児〜小学校あたりで学んでおくのが非常に良いと思っています。その理由はプログラミング教育を小学校で学ばせる必要性についてをご覧ください。
プログラミングの説明がかなり好評
プログラミングって概念は95%くらいの子供たちが「知らない」、「分からない」と回答していました。
もちろん、私たちもそれを想定して説明を紙芝居形式にして分かりやすくしたり、私自らがロボットになったつもりで説明しました。
目を逸らさず聞いてくれたり、時には笑いが出たりとかなり好評!
特に僕の大事な視点として理系的な考えよりも、文系的な考えのほうが大切とプログラミング教育にはどうして国語が必要と言われるのか?で言っている通り、頭の中で自然と「どうしたらゴールにたどり着けるだろう?」と構成を意識したデザインにしてみました。
真剣に聞いてくれたおかげか、SPRK+の操作もスムーズで、プログラミングは「自分が達成したい目的の手順を示すことなんだ」ということが何となく分かってくれたようでした。
今回の参加者には4〜6歳の幼稚園児もいましたが、みんな一通り操作ができていたし、夢中になって2回、3回と予約してくれる子がいたり、「昨日とっても面白かったから」と次の日も訪れてくれる子もいたので嬉しかったです!
プログラミング初心者にはコースがカンタンなくらいが丁度良い
今回、コースを用意するにあたり、難しくするかカンタンにするかは私の悩みどころでしたが…、カンタンにしておいて良かったと実感しました。
どんなにカンタンなコースでもこだわりを持って「ゴールにピッタリ止まるまで!」とか「ちょっとでもはみ出たら失敗!」とかどんな子も自分たちでルールを設けてしまうくらいこだわってたのが、とても印象的でした。
これを難しくし過ぎてしまうとゴールができず「達成感」を味わせたりできなかったし、ゴールした子はゴールした子なりに「このルートから別ゴールを目指す!」などオリジナリティを発揮することもなかったかなと思います。
カンタンでも良いからコースは複数用意しておくのが良いなって感じました。
もっと機材を充実させればいろいろなことができそうな予感がした
出店する時は「SPRK+1台でどこまでできるのか?」と不安でしたが、子供がこんなに夢中になり、予約が殺到するなら、たくさん用意しておくと、さらにいろいろ可能性を膨らませられるなと実感できました。
今回は充電も考え、知人から1台を借りて、1台しか操作させられなかったですが、さらに用意できるなら順位を競ったり、ダンスをさせたり、本当に面白い取り組みができそうでした。
また、今回はお客さんを待たせている時間が長くなり過ぎてしまって、本当に申し訳ないなと感じました…。
自分たちだけの寄付だと限界があるので……、
皆さんからの寄付があれば、もうちょっと機材充実も図れます。もし、応援してもいいよ!という方はぜひお願いします(笑)
「ご褒美」に釣られる子供たち
感情的なプログラムを仕組んだのですが、「コースをクリアしたらご褒美があるよ」と説明の終わりに付け加えていました。
もちろん、言い忘れてしまった子もいるのですが、最初にこの言葉があるかないかで子供たちのやる気が結構変わった気がします。
ご褒美は大したことはないものでしたが、それでも夢中になってくれるなら用意した甲斐があるなと思いました。
感動は自分で作ったものが動き出すところにある
プログラミングの感動ポイントは「自分で作ったものが思い通りに動いた時」にあると思っています。
特に3次元の物体が遠隔操作でというのはポイントが高かったと思います。
Scratchというのも、もちろんすごく手軽で楽しいので、パソコンでやるなら非常に良い教材だなと感じますが、画面上でしか動きません。
これが3次元で動き出すというのは、かなり感動が大きいと思います。私が子供の時はあり得ないことでしたから。
想像したものが現実世界に降りてくると子供たちは心踊る。
これが今回得た収穫で一番大きいものです。
ワクワクや、好奇心は学習としての効果が非常に高まりますし、五感に訴えることでさらに効果が高まります。
つまりSPRK+のような現実世界でのプログラミングは学習効果が非常に高いのだと感じました。
帰った子供たちもプログラミングはどんなものか体験でき、どの子も問題なく操作できていたし、アンケートでも「何となく分かった」という声も多かったです。たった15分でここまで学べたのなら上々かなと勝手に思っています(笑)
プログラミングを「体験」できる場所を探している
プログラミングは習わせる気はないけど、体験はさせてみたい。
そんな保護者が多いようです。
そうすればいろんな人達が楽しみながら学べるようになる。
私たち大人も楽しみながら学んだり、試したりできると良いなと感じました。
まとめ
今回の電子ボールを使ったプログラミング教育ブースは大成功でした!
こどもアートフェスタでも一番人が来たかな?と思うくらいの予約数だったので、ここで得た知識・経験を他に使えたらと思います。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
ちなみに複雑な動きを手軽にプログラミングできるというのはSPRK+の良いところだなと感じました。
もし、興味がお有りなら良かったらどうぞ。