小学校では2020年度より5、6年生で英語が教科化され、3、4年生では外国語活動が導入されました。
しかしながら、忙しい現場の先生方は小学校英語に対して十分な授業研究をする時間がなく、活動のアイデアや展開に困っていると聞きます。
そこで私は英語科教育を学んでいる身として、小学校で英語を学んだことがなく、小学校英語を行うことに不安感がある先生方に、授業づくりのヒントを提案していきたいと思っています!
今回は「読み聞かせに使えるオススメの洋書絵本」についてです!
洋書絵本の読み聞かせがなぜ良いのか?
子供は日本語を獲得するまでに、保護者や幼稚園・保育園の先生に紙芝居や絵本を読み聞かせてもらっています。
読み聞かせはたくさんのインプットを与える機会であり、言語発達に非常に大きな影響をもたらしてくれます。
日本語の言語発達を促進するために有効である読み聞かせは、英語教育にも有効だと考えられます。
絵本の良さは絵を見ることで想像力が膨らむ
さてワタシは『絵本』の読み聞かせと書きました。
絵本の良いところは、単語を日本語を介さずとも絵の「イメージ」で認識していくことができ、さらに、絵を見て「なんとなく」ストーリー展開が分かることです。
桃太郎や泣いた赤鬼の英語版はたくさん出ていますし、国語の教科書に載っているスイミーの原作バージョンを比較として取り上げるのも子供たちに馴染みやすそうです。
毎回、じっと座って読み聞かせを聞くだけではつまらないので、動きをつくれるような絵本(エリック・カールのFrom Head to Toeなど)を用意すると子供たちも全身を使いながら英語に親しむことができます。
現場の先生方は読み聞かせをクールダウンとして、アクティビティ後や授業の終わりに行うことも多いそう。
落ち着いて、英語を「味わう」機会があるのはとても良いですね。
先生が声色や表情を工夫したり、絵本の中の色や登場する動物などに触れたりしていくとさらに充実した読み聞かせの時間になりそうです。
オススメの絵本著者と代表的な作品
最後に読み聞かせにオススメの絵本著者と代表的な作品を紹介しておきます!
From Head To Toe
Can you do it?というフレーズが繰り返されます。
登場する動物たちの動作の真似を子供たちと楽しみながら学ぶことができます。
Swimmy
Where’s Spot?
Excuse Me!
「げっぷをしたら、Excuse me!」というようなシーンに合わせた言葉を学ぶことができます。
このような仕掛け絵本は子供たちも楽しめるのでオススメです!
Learn to Read シリーズ
科学や社会といった内容を英語で学ぶことができます。1文1文は比較的短めですが、写真や絵が見やすく、分かりやすいのが特徴です!
Dear Zoo
まとめ
今回は小学校英語での「読み聞かせ」についてでした!
有名どころの本は意外と中古品も多いので,私はリサイクル店や古本屋に立ち寄ったら状態の良いものを安く仕入れるようにしています!
また書店のバンドルセールでの購入もおすすめです!
今後も小学校英語の授業づくりのヒントを提案していきますのでよろしくお願いします!